7月からのプラスチック製買い物袋有料化を前に、利用者が増えているエコバッグ。しかし、半数の人が洗ったことがなく、6割のエコバッグが汚れている-。エフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)の調査から、こんな実態が明らかになった。エフコープは「こまめな洗濯を心がけて」と呼びかけている。

また、実際にどのくらい汚れているか店舗衛生基準を基に拭き取り検査をしたところ、菌の検出個数が10個未満の「きれい」が4割だったのに対して、10~50個の「やや汚れている」が5割、50個以上の「汚れている」が1割だった。

 洗濯の除菌効果も複数枚を使って調べたところ、1回の洗濯で、いずれのバッグからも菌がほとんど検出されなくなったことから、エフコープは「洗濯の効果は大きい」としている。また、洗濯できない素材でも、アルコール系の除菌スプレーの噴霧で、効果が確認できたという。

 エフコープは「肉や魚、野菜はポリ袋に入れたり、冷凍食品の結露に注意したり、予備のエコバッグを準備したりして、菌の付着や増殖に注意してほしい」としている。

こんな世の中だからこそ、衛生管理には一層気を使いましょう。

花田彬弘