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キャブレターフロートチャンバー内は汚れがありませんので、そう遠くない前に掃除したのかもしれません。
ガソリンの洩れはこのジョイントパイプのOリングとみて間違いないでしょう。車齢が10年未満くらいならまだしも、40年ともなるとゴム製品のへたりや劣化は避けられないので、オーバーホールするとなるとこのOリングの交換は必須だと思います。
このキャブレターはどういうわけかフロートバルブシートの交換が(通常は)できないのでラッピングしておきました。
機械式チョークなので、やはり機械式のファーストアイドルですが、どういう訳か空振りして効かないようになっています。CB750Fは始動が困難になる場合があるのでその対策だったのでしょうか?
もちろん修正しておきました。
スロットルバルブシャフトにはフエルトのシールが付いていますがリペアパーツは存在していません。それなりの対処法はありますが今回は見送りました。
オーバーホールですから内部の通路は徹底的に掃除して、リプロのリペアパーツを使います。
以前の記事のCBX1000と違いフロートの金具部分を調整してフロートレベルを変えることはできません。
キャブレターをエンジンに仮付けしてガソリンを供給し、オーバーフローとレベルのチェックをします。
各キャブレターの同調はスローポートとバタフライバルブの位置関係を見ながら調整しておきます。
確認しておきたいのはチョークバルブが確実に作動することと、赤矢印で示すようにチョークリンクを全閉に引いておいてもバルブが指で押すと自由に開くことです。これはオーバーチョークにならないメカニズムなので結構重要だと思います。
これで完成ですが、エンジンに取り付ける前にスロットルとチョークのケーブルは先に付けておいたほうがいいでしょう。