今回撮影した写真は、こちら。
梅雨時に相応しい色合い、ブルーサファイアのリングです。
サファイアはインクルージョンがほぼ無く、色抜けのない高品質ストーン。
ダイヤモンドも拘り抜き、ハイグレードのHC有りのものだけを使って。
そんな指輪なので、是非とも綺麗に撮影したい。
ということで、頑張りました。
撮影の工程を見ていきましょう。
- 使用した道具は、白箱、卓上照明、鏡、レース付きストール
- リングを撮影するなら、リングは立てるべき
- リングを立てるのは難しい
- 【写真No.4】ブルーサファイア&ダイヤモンドリング 完成
- 撮影商品&使用道具
使用した道具は、白箱、卓上照明、鏡、レース付きストール
使用したレース付きストールは、何年も前に購入した雑誌の付録として付いていたものです。
ストールとして使用したことはありませんが、レースが綺麗なんですよね。
付録の付いている雑誌は、つい買ってしまいます。
どこで使うかわからないけれど、何だか得した気分になる。
子供の頃に植え付けられた思想ですね。
↑ 元凶は多分これ。
現在は、各女性ファッション誌にやられています。
ということで。
今回は、このストールのレース部分を使用して撮影します。
リングを撮影するなら、リングは立てるべき
当然のことですが、リングとは指に嵌めて使うジュエリーです。
そしてこれも当然ですが、リングは指に嵌めた状態の角度が一番美しい。
勿論、撮影する時は、リングを寝かせることもあります。
こんな風に。
でも、立てた状態、つまり指に嵌めた状態と同じ角度の方が、リアリティが出る。
寝かせた指輪は、どうしても「動きがない」です。
けれど、立たせるだけで途端に躍動感が出る。
例えばこれ。
真珠の方が、生き生きして見えますよね。
だから、出来るだけリングは立てて撮影したい。
リングを立てるのは難しい
とはいえ、リングはなかなか自立しません。
通常、リングは半径より上部にデザインがあって、宝石とか真珠とか重たいものが乗っています。
自立するはずがありませんよね。
そこで、リング撮影時には、あの手この手でリングを立てます。
今回の「あの手」は、レースを活用した方法です。
これをレースの上に置くと、
このように、ちゃんと自立してくれました。
ただし、このままでは通した部分が目立ちすぎます。
周りのレースを寄せたり波打たせたりして、「通している感」を軽減しましょう。
最後にいらない部分をカットして、完成です。
今回はホワイトバランスの調整が良く、明るさを少し上げただけで、色の加工は行いませんでした。
【写真No.4】ブルーサファイア&ダイヤモンドリング 完成
リングは、ほぼ100%自立しません。
たまに奇跡的に立つリングもいますが、撮影中に必ず倒れます。
だから、何とか自立してもらえるように工夫が必要。
今回は、レース(布)を通すことでリングを立たせました。
リングを立たせる方法は、他にも沢山あります。
別の方法については、また別の機会に。
撮影商品&使用道具
撮影商品
使用道具
- 白箱
- 卓上照明
- 鏡
- レース付きストール