こんにちは(・v・)
アンチエイジング薬剤師の周です。
薬剤師として小児科の門前薬局で長年勤務していますが、8月は毎年患者数が減る月なんですね。
小児科でもいろいろありますが、わたしの所は感染症の流行で患者数が左右されるんです。
コロナで感染警戒をする人が増えたのも影響したのか患者数は例年以上に減ってます。
まぁ病気にならず健康であることはよいことなのでいいのですが薬局経営からしたらやばいですね
さて
うちでは風邪で発熱した患者さんによく抗生物質が処方されます。
風邪に抗生物質ときくと違和感がある人もいると思います。
抗生物質は簡単に言えば菌を殺す(増殖を抑えたり、働きを阻害する)ものですね。
風邪は一般的にはウイルスが原因といわれてます(これも本当かどうかは怪しい)。
ウイルスと細菌は別物ですね。
では何故風邪に抗生物質が処方されるのでしょうか?
発熱時に抗生物質を使用すると熱は結構下がるんですね。
いろいろ考えられますが、やはり発熱には菌が関与してるんだと思います。
一つとしてグラム陰性菌の細胞壁の成分であるエンドトキシン。
エンドトキシンは様々な病気の原因で知られています。
腸内環境が悪かったりするとエンドトキシンが全身に回って至る所で悪影響がでます。
わたしは風邪はウイルスが原因ではなく、自分の身体の機能が落ちたとき(エネルギー代謝異常など)にエンドトキシン等が全身をめぐり、咳や発熱などが起きているのではないかと今は考えています。
まぁこの辺の話はわたしの仮説なので実際は分かりませんが・・
では風邪で発熱や咳がひどいときには抗生剤を服用しますか?と言われればわたしは服用しません。
抗生剤に限らず薬は添加物の塊ですからね。風邪の症状と引き換えには抗生剤は不要だと思っています。
もちろん風邪以外で抗生剤を飲んだほうがいいと判断すれば服用することもあるでしょう。
ただ風邪であれば基本ゆっくり休んで寝ることが一番です
そして風邪症状がでるということは身体がうまく機能していないサインだと思い、
食事、睡眠などをしっかり見直すべきです。
抗生剤の乱用は耐性菌の問題も生みます。
むやみに抗生剤を処方することは国も対策を講じているみたいですがやり方が甘いですね。
今後自分が風邪を引いたときにはどうすればよいのか考え直してみましょう。