あー。
今日は8月2日ですね。
丸1ヶ月前の振り返りがまだ終わりません〜w
先月の雇用統計自体はトレードしておらず、NY時間から始めて手堅い薄利決済を徹底していました。
■2020年7月2日 ユーロドル振り返り(雇用統計発表後のNY時間)
どのポイントも順張りでのエントリーは意識できている。極短期での決済を繰り返すスタイルとするなら問題ない。
ただ伸びが見込めないタイミング(①④)や、直後に伸びている場面でビビりの薄利決済をしている(③⑤)ので、上げきっているところでは押し目での下げを待つ、波形の値幅から伸びが見込める場面では少し決済を遅らせると窮屈感を緩和できそうだ。
とはいえ、利確を遅らせることにこだわりだすと利確できないまま逆行を喰らうパターンにハマってしまうので、利を伸ばすことができる状況を明確にする必要がある。
① NY時間開始。2つめの推進波が伸び切ってほとんど下げていないのにロングしている。ナゼそんなに急ぐ?高値更新したところで利確
② ①の後強く下げたので戻りからの再下落を狙ったが逆に上げだした。少し上のレートでもショートしてトータルプラスの薄利決済
③ ①のヒゲ高値でのリターンムーブ狙いでロング。上げる可能性は高いので連打しているが、すぐ後の上昇を待てずにビビり決済
④ 1.2750の抵抗で僅かに下げたところで最後のひと伸び狙いのロング。抵抗での反落が恐くて即決済
⑤ 連続陰線で最後が急落でコワイ状況だが、①の抵抗と16:15からの上昇角度に支えられるポイントでロング。ここも上昇を待てずに薄利決済
⑥ ⑤のあと上昇3波を作り切れずに上ヒゲ陰線で下降開始。上昇角度を保って揉み合うが下に抜けてきたので僅かな値幅だが戻り売り。所用のため決済して離席
◆見るべきポイント・狙うポイント
この日の雇用統計発表前後ではトレードしていませんでしたが、やっていたならこう考えるということを書いています。
・Aは雇用統計発表前の安値。黄色の縦破線は米国プレマーケット開始の15:00(日本時間21時)。
・Bで雇用統計が発表されて上下しながら一旦上へ。3往復の上下動を繰り返したあとの高値更新で長上ヒゲのコマ足を示現し、安値を割り込んでから連続陰線で下降開始。
・Bを下抜けしたすぐ後に長い上ヒゲの陰線があるが、雇用統計前の高値を超えられず、Cで一旦の安値を付けて上昇。Dに向かう前の高値もほぼ同じレートで抑えられている。ここでもナナメ線での判断ができるところだが、オカルト色が強くなるので割愛w
・Dの安値はヒゲにはなっているがAを下回っている。ここで強く反発して落ちてこないようであれば、もう少しの間レンジ・揉み合いが続く可能性が高くなってくる。
・Dでの反発が強めではあるが、EではAとCを結んだラインや10MAを超えきれずに下に戻されており、再下落でレンジ安値まで落ちても戻りがほとんどなく、下降の勢いが強まった。
・雇用統計発表直後はスプレッドが極端に開いているので、Bの1本目の大陽線では追っかけロングが出来ない。スプレッドが元に戻ったことを確認したら、初動が上がっているので「下げたところを買って高値付近で売る」を1回はできる。このチャートではそれを3回繰り返せそうだが、雇用統計の動きが毎度このようにはならないので決め打ちを繰り返すと逆行での損切りが増えるので注意が必要。
・雇用統計のような値動きが荒い相場では、一度リズムが狂いだすと往復ビンタの嵐になってしまうので、リズムの狂いを感じたら意地にならずトレードを一旦止める。(なかなかこれが実行できない)
・上昇動意の衰えが見えるBからCへの値動きを確認し、C手前で上ヒゲを形成している最中に小さく売り上がってもよいが、大陰線のあと大陽線で一気に戻すこともあるので急騰時の損切りは覚悟しておかなければならない。損切り見送りの大損失になるきっかけになりかねない。
・Cから8pipsほど上昇して上ヒゲを出して反落開始。この時点では直近安値となるCを割り込んでいないので、下方が順方向というわけではないが、細かく決済するスタイルならC手前の上ヒゲ高値のレートや20MAで反落するところを狙ってショートする。(結果的にDまで落ちているので「持っておけばよかった」になってしまうのだけれど)
・Dまで来たら順方向は下と言えるので、戻って止まったところを売る。「止まった」はEのように、長めの上ヒゲ、高値切下げ、MAに沿った値動き、ナナメ線での反落w、などなどの要素を確認する。
※実際にこの時間帯でトレードしていたら、上記のような落ち着いたエントリーは出来ておらず、きっと早めの買い下がり・売り上がりをしてしまっているものと思われるw
・Dの少し下が雇用統計前のレンジ安値。Fのコマ足安値はレンジ安値付近で止まっているが、強い跳ねは起こらず次のローソク足では値幅が更に小さい陰線になった。下値を割った場合はストップと新規売りとで下落に勢いがつく。
・レンジ安値割れの急落で順張りするには、5MA接近での決め打ちショートやNR7での追っかけショート、ローソク足単位の下げ再開サイクル推測くらいしか手はない。(ぼくの場合)
・FからGまでの急落は「一旦ここで反発してFのコマ足安値まで戻すかも?」「いや、更にもうひと下げくるか?」と迷う場面。Fと違って、長ヒゲではあるが陽線での反発を見せている。しかし次は陰線でD・Eの上昇ほどは強くない。再度下げると判断するなら、D・Eでの反落はDから3~4本目で始まっているため、似たようなサイクルで下げを再開する場合はG左部の安値から3~4本目の直近高値に近いレートでショートを狙う。
・Gの下げ再開前の上下動でショートできなかった場合は、G中央の上ヒゲ陽線をNR7の最小ローソク足と考えて、安値割れでショートする。(厳密にはF中央の小さい陰線が7本以内の最小ローソク足なのでルール違反になる)
・Gから一気に急落して1.1250の手前で止まる。ドル円だとHのレートに到達するまでに1〜2回は小刻みに反転を見せるが、さすが雇用統計後のユーロドル。ポンドドル程ではないがキリ番付近でも一気に値が動く。とはいえキリ番手前の買いも相当あるようで、ここでは一旦上昇。Iの高値はG内の最安値と同じレート。急落前の最安値でリターンムーブの反落。
・Jは米国市場開始の15分前。1.1250を割り込みかけたところで4pipsの下ヒゲを出して反発。1本陰線を挟んでの大陽線でIまで全戻しし、更に勢い止まらず高値更新。この時点で急落を含む一連の下降トレンドは崩壊。
・KはG左部の急落安値付近の抵抗で止められた形。小さめの値幅を逆張りで狙うポイント。
・LはJからKの上昇値幅に対する半値の押し。キリ番での急反発、直近高値超え、押しは半値までで高値切り上げ開始。米国市場開始前に短期の反転条件は揃っている。雇用統計後の高値から約50pips急落しているので、一旦その半値程度は戻すか?と考えられる状況。
上にも書いたけれど、実際のトレードでここまで考えられるのか?
スキャルの目線で値動きを追いかけているときに、ここまで落ち着いて思考を巡らせるのは正直まだ無理ですね
このブログで振り返りと確認ポイントを書いていて、昔読んだ「トレーダーの精神分析」(著者:ブレット・N・スティーンバーガー)に書いてあった「認知療法」のことを思い出しました。
トレードの知識はそこそこあるのになかなか勝てない方は、この書籍を読んでみられると補うべき要素やこれからすべきことが見えてくるかもしれません。
細かいトレードのノウハウは一切書いていませんが、読む価値のある書籍だと思っています。
(安定して勝っている方は読む必要無しです。目新しいことは書かれていませんのでw)
認知療法についてはまた別記事で書いてみたいと思います。
7/2の振り返りはまだつづきます・・・
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