わたしの鉄火場

2020年7月16日木曜日

ビューティー よしなしごと


自分ちの外に出なきゃいけない以上、
というか、家だって自分ひとりじゃないし、
身だしなみは必要だと思う。
(たまにヒドいありさまのときは、
 ヒト未満・動物枠なので、
 ノーカウントにしてほしい。
 あなたが見たものは、類人猿の幻です。)

※以下は、わたし個人の考え方で
わたしが、どう振舞うか、のじぶん指針です。
ひと様が、とか、ひと様の、とか、
では一切ないので、
どうかご承知おき下さいませね。

じぶん指針では、

「周りをギョッとさせたり、
 一体どこ見たらええねん、な気持ちに
 させない、TPOを考慮した服装を
 身につけている。
 その必要がある相手と
 3分(以上)2m(以内)の
 距離内にいても、
 相手が許容できるだろう清潔さと臭気
 を維持している。」

これが「身だしなみ」。

服装と臭気は、洗浄することで
清潔さが保てる(だろう)と思うのですが
(くさいこともあるのかも…
 迷惑かけてなきゃいいんだけども…)
外見については。
洗顔しただけでは
なんというか、料理でいえば
材料を出してきただけの状態。
髪・皮膚を「健康そうに」見せるため、
スキンケアを行う訳ですが、
これについて語りだすと
毎日更新しても2週間はかかると思うので、
置いときます。

で、スキンケア以降の作業が、
頻繁に、ジェンダー論議の俎上に上がる
いわゆる「化粧」の件。

化粧は、女性の身だしなみ。
いやいや、なんで女性だけ
化粧を強要されるの?

環境やら、考え方やら、その人の外見やら、
年齢やら。
全てが一人ずつ違うから、
結論なんてもちろんのこと、最大公約数も
導き出すのは難しいよねえ。

わたし自身は、
「社会通念上、成人女性は化粧顔が
 フォーマルとされるなら、
 化粧は、身だしなみ到達点に達するための
 便利な補助ツールである。」
ツールは使ってこそ、ってことで
喜んで使う派です。

…なんて。
ちょっと理屈こねましたけども。
わたしは化粧品がだーいすき。
マニアックな領域にいるかもしれません。

言っときますが、
だからってキレイになれる訳ではない。
そんな甘いものではない。
化粧、なめんな。
(謎の半ギレ)

美の要素を多く持たず
生まれし者(=我)には、
研究・努力・工夫、そして投資なしでは
ビューティー山への道は、登山口に行く
ふもとのバス停にすら
辿りつけないのです。
遠いな、ビューティー山。
って、なんやねんビューティー山って。

若い頃は、化粧品は、夢を与えてくれるもの。
キレイになれるのではないか。
イッパツ逆転、カマせるんじゃないか。
しかし、そんな簡単なものではないと
気づきます。

いや、使ってる品がイカンのでは?
新製品であれば、
あの人が使っていれば、
値段が高ければ、
あのブランドであれば。

自分のどういうところを、
どんなふうにしたい、という明確な戦略なしに
ぼやっとしたイメージだけで、
東西奔走、次こそは次こそは、と買って。
結局、思ってたのと違う、てなって。
気がついたら、口紅ばっかり
何本あるのか、というような事態も
しばしばでした。

化粧道n十年のキャリアを積んだ今。
すべてのアイテムには
求める結果とか働きを、
言語化できるようになりました。
例えば口紅なら、
「つけた時こういう色」
「ツヤはこの位」
「厚みはこの位」
とかいうふうに。
じゃあ、ムダな買い物しないかといえば
とんでもなくて。

化粧品て、ホンマにギャンブル的要素が
多いな、と思います。
使ってみなければわからない。
どんなに理論上正しくても、
満足できるかどうかは運次第。
まさしくギャンブルをする人のように
負けたら(失敗したら)、
それを取り返したくて、また買う。
たまに、大勝ち(大満足)するから、
次もまた買ってしまう…

「女の人は、日常の買い物で小さな博打を
 繰り返し、結婚という大博打で、
 自分の人生を賭ける。
 だからギャンブルなんて、わざわざ
 する気にならないものだ。」
というようなことを、向田邦子が
エッセイで書いていましたが、
(昭和50年代の著書なので
 結婚観生活観は、そのころのもの)
わかるな、と思います。
確かにわたしは、化粧品に関しては
小博打を繰り返している。
娯楽である、という点も同じです。

うん、今や完全に娯楽になってる。
それがドラッグストアであれ
インターネットであれ
デパートのコスメフロアであれ、
買いに行くときは、
血がたぎり気味のウキウキで
選んでいます。
化粧品のあるところ、そこは全て、
わたしの鉄火場。

直近の博打。
誰得レビュー付。



Dior
(コンシーラー) ディオールスキン フォーエヴァー
スキン コレクト コンシーラー
→とにかく乾きが早い。見た目の質感は
 完全に裏切られる。
 止まりはいいし、乾燥もしないけど
 使い方に技術がいる部類だと思う。
 失敗したら悲惨になるやつ。
 超速で均一に広げること。
 内蔵チップで塗ると難易度が100倍増。
 コンシーラーブラシ平筆推奨。
 ポリマー系下地と相性◎
 乾いたらペンキ的な質感になるクセに、
 膜系の下地の上では、見た目皮膚感自然。
 スゴいな。どうやってるんだろ?
 ファンデ類の技術進化は、ほんまスゴい。
 アップデートは、しなきゃ、損。
 おもしろいわあ。

(マスカラ下地)
ディオールショウ マキシマイザー 3D
→うん。いいね。パリパリしないし。
 ケア効果はまだ実感できないけど。
 長さもボリュームもほどほど。
 細かいとこやるのに握り込むクセが
 あって、手が小さいわたしには
 ちょっと柄が太いかな…
 下地だからザカザカやればいいのかな。
 あと価格がなあ…4000円台かあ…

(マスカラ)
ディオールショウ アイコニック
オーバーカール
→確かにカールアップする。
 麗しい香りも。でもマスカラには香り
 いらんかな…にじまないし悪くない。
 けど…3日目、かぶれた(泣)。
追記
 上から、透明マスカラでコートすると
 大丈夫。
 このマスカラ、ブラシの重みと形状が
 ものすごく使いやすい。
 黒はベルベットの黒で、上品。
 
と、いうことで今回の結果は、
ちょい負け・トントン・負け
ちょい負け・トントン×2
と、なりました。無念。

しばらくは行かない!
行かないんだから!
行かないったら!ホントに!!





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