各界の著名なクリエーターが集結して、海外ウケを狙った日本アニメ「ジビエート」。無法集団ガリアンズの登場で、ストーリーも崩壊、ギャグも狙っているのか?不思議なアニメです。
自身が宇宙人であることを明かしたヨシナガ博士。恋人であるメテオラを殺された復讐心に燃えます。
最強のジビエと化したヨシナガ博士に勝つ方法はあるのか?月が赤く見えた千水は、生き延びることができるのか?
すべての謎が解明される「ジビエート」最終回第12話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介します。
【ジビエート】最終回第12話のあらすじ
ヨシナガ博士は、突如悶え苦しみ、その姿形を変えていきます。毛髪はすべてなくなり、メテオラのような完全体へと変貌します。
その姿を見た兼六は、俺が隙を作ると言い攻撃をしかけますが、歯が立ちません。「お前たちは、もうおしまいだ」「お前たちへの憎しみと増殖への欲望しかない」とメテオラ化したヨシナガ博士は言います。
ヨシナガ博士は、「少々、遊んでやろう」「しっぽが便利だ」と、兼六の攻撃を赤子の手をひねるようにかわします。兼六は、テグスでヨシナガ博士の首を絞めますが、ヨシナガ博士の体は、硬くて通じません。
蓮司郎とキャスリーンは、その隙にその場を一度離れ、武器を調達しに行きます。
「諦めてジビエになるといい」とヨシナガ博士は兼六と殴り合いをします。兼六が投げる手裏剣が口に入っても、かみ砕かれてしまいます。
「神崎千水、参る」と言って出てきたのは、千水。二人がかりでヨシナガ博士を倒そうとしますが、全く倒れる気配がありません。
そのうちに、千水の持つ日本刀の水月丸が折れてしまいます。
力が有り余っているヨシナガ博士は、車を持ち上げ、千水めがけて投げます。「まるで心地いい音楽を聴いているようだ」と余裕しゃくしゃくのヨシナガ博士。
そこに戻ってきたのは、キャスリーン。キャスリーンは、捕獲銃でヨシナガ博士をとらえ、電気を流します。
体の98%がゼリー状で水分でできているジビエ。電気抵抗はゼロに近いと言うキャスリーン。
「なるほど、効いたよ。かなりね」と言うヨシナガ博士。博士は、またしても姿形を変え翼を持つジビエに変化。
「バケモノ」と驚く一同。ヨシナガ博士は「バケモノとは心外な。私も同じ人間じゃないか」と言い、「千水らがタイムスリップしたのは、キャスリーンのせいだ」と言います。
以前、流れ星に「神様、私に力を与えてください」と祈ったキャスリーン。流れ星のように見えたのは、実はヨシナガ博士らの母船の欠片でした。
母船の欠片が、キャスリーンの願いに同調し、千水らをタイムスリップさせたのです。
そこで、現れたのは蓮司郎。蓮司郎は、千水に日本刀を渡し、「わしの娘をよくもー!」と言い、ヨシナガ博士に近づきます。
「お前などに用はない」と言い放つヨシナガ博士。うまく懐に入った蓮司郎は、「ありがとう。上出来だ。彩愛、今行くぞ!」と言い、体に仕込んでいたダイナマイトを見せ、自爆します。
「後は、任せろ!」と千水は、西洋刀のハルバート、そして先程もらった日本刀で、ヨシナガ博士に襲いかかります。
ハルバートで額を串刺しにし、日本刀で、ヨシナガ博士の首を切り落とします。
こうして、どうにかヨシナガ博士を倒した千水ら。その後、ボートを見つけ、遠くへ脱出しようと思いますが、千水は「一緒に行かない」と言います。
千水は、「先程、ジビエの毒針に刺されてしまった」と言います。
キャスリーンは、自分のせいで千水らが大変な目に合っていると詫びますが、千水は、「これでよかったと思う」「こんな世の中だから、希望を持つ。また会おう」と言います。
キャスリーンは、位置情報が分かる機械を千水に渡します。
「アイツがまた会おうと言うなら、また会える。アイツは死なない」と兼六は言います。
そして、千水は「天が私をこの世界に呼んだ。貴様らを斬る為に」と近づいてきたジビエを倒しに行くのでした。
【ジビエート】最終回第12話の感想
遂に最終回となった「ジビエート」ですが、ちょっとヨシナガ博士のメテオラ化は、かなり格好悪かったですね。
ジビエのデザインを担当した芹沢直樹さんもビックリの仕上がりでした。メテオラは、どことなく中性的で神秘的なデザインで格好よかったのに。
ヨシナガ博士のメテオラ化は、実に漫画チック!まるで妖怪人間ベムのようなデザインでした。
落ち武者のようなプレデターデザインからせっかく完全体となったのに、メテオラ感がなく本当にがっかりしました。
そして、少々ウザったかったガリアンズは、やはり全滅となりました。元々、ガリアンズは無法集団ですから、ハッピーエンドは世論的にやりにくいです。親分の蓮司郎の死は、仕方がなかったと思います。
しかし、蓮司郎の最期は、けっこう感動的でした。親子関係を見せられると流石に泣けてしまいます。
ヨシナガ博士との戦いで生き残ったのは、千水、兼六、キャスリーンの三人でした。
最後に千水は、ジビエの毒牙にやられてしまいますが、素手でヨシナガ博士と殴り合った兼六が無事だったのは、摩訶不思議。ツッコミを入れたくなってしまいます。
もし、千水がジビエ化したら、倒せる兼六がいるのだから、ボートに一緒に乗ればいいのにと思ってしまいました。
千水がその後、ジビエ化したのか、しなかったのかは、視聴者次第の終わり方でした。千水は、体力がないから、一人では生き残れない可能性が高いですね。
そして、キャスリーンと兼六は、ジビエ対策研究所から逃げ出しますが、その後はどうなってしまうのでしょう?
正直、兼六だけでは、これまた生き残るのは難しいかもしれませんね。下手したら、1日で死んでしまうか、ジビエになってしまうかもしれません。
希望はあると言って、終わってますが、実際はかなりシビアな終わり方。人類は、皆ジビエ化してしまうことが想像されます。
運よく、世界のどこかでジビエワクチンが開発されたとしても、周りがジビエだらけなので細々としか広まらないでしょう。ジビエ化した千水らに、ワクチンが届く可能性は限りなく低そうです。
また、一部のお金持ちは恐らく核シェルターで過ごしていると思いますが、核シェルターの中で、なんの娯楽もないまま過ごす日々は地獄としか言いようがありません。
そもそも、研究所内は、夜宴会をやっていたぐらいですから安全です。ガリアンズの佐久間のおかげで電気もつくし、食料もまだ倉庫にあるかもしれません。
研究所に残ってキャスリーンがワクチン研究をするのが一番、世の為、人の為になります。
キャスリーンは、ヨシナガ博士の助手をしていたし、ジビエの知識も豊富ですから、研究所を出て行くなんて、一体何を考えているのか、意味不明です。
ヨシナガ博士が使った注射器、ワクチン研究したときのメモから、完全なジビエワクチンを作れたかもしれません。
「お父さん、お母さん、私は諦めない。絶対にジビエワクチンを完成させてみせる」という終わり方でなかったのが、非常に残念です。
世界規模で起こっているジビエが沈静化しないのは、なんだかコロナが沈静化しないようで、希望がない終わり方でした。
また、キャスリーンの誓い的なものがありませんでした。最後はキャスリーンの誓いと大黒摩季の「ENDLESS」で泣かせに来ると思っていましたので、これまた残念でした。
少々キレの悪い終わり方でしたが、最後に三味線が流れたのはよかったです。吉田兄弟の三味線にのせて、今までの振り返りのエンディングは最高でした!もっともっと三味線を聞きたかったですね。
まとめ
3ヶ月にわたる2020年夏アニメ「ジビエート」も遂に終わってしまいました。ヨシナガ博士が、実は宇宙人だった。そして、メテオラはヨシナガ博士の恋人でした。
宇宙人であるヨシナガ博士が完成させたジビエワクチン。ヨシナガ博士が死んでしまったので、人間だけでは、ワクチンの完成は厳しいことでしょう。
何だか妙にリアルな終わり方です。ジビエが死滅していないところが気がかりです。
「ジビエート」全体を通して、ガリアンズがウザかったですが、振り返ってみればいい思い出。佐久間のオタクぽさは、いい感じでした。
なんだかんだ言っても、色々と楽しめた「ジビエート」。アニメ制作に関わった方々に感謝です。ありがとうございました!
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