Nゲージ車両 廉価版 室内灯を作ってみた  | 美里山倶楽部

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 9月6日、台風10号が近づいています。ここ長野県は影響は少ないようですが、マメに情報を聞いています。

 

 先日も台風9号が来たばかり、その前後に停電、室内灯なんかで検索をかけていたら、今やNゲージの室内灯はLEDテープで決まりの勢いです。

 

 これを使い出すとメーカー純正の室内灯キットは高くて、高くて・・・びっくり

 例えば、草心デジタル有限会社と言うところでは、 模型向けLEDテープを手がけていましてお手軽に入手する事が出来るようになっています。5mで5000円ぐらいですから、1両100mm使うとすれば、100円です。同じ所でブリッジダイオード20個500円ですから1両25円、リン青銅線が1両5円くらいな?

 

 ココで揃えれば1両130円くらいになりますので十分廉価。ちゃんと鉄道模型用に光量も抑えているそうです。

 

 まぁ、しかしダメ元でチャレンジしようと、もっと安い製品をAmazonで2種類買ってみました。

 上の画像は、1099円/5m

「LEDテープライト 12V 5メートル 両端子 SMD 5050 300連 正面発光 高輝度 非防水 切断可能「電球色」」

 

 もう1種類、なんと475円/5mびっくり

 「LEDテープライト 5m 300灯 12V 両端子 1チップ 薄型 非防水 単体 電球色」

 一見して安作り。抵抗はLED3個に1つだけ。LEDチップも上の高級版に対して2/3位の値段。

 

 高級版から12V流してみます。

 あっかる~い。正直正面から見られる明るさじゃありません。

 

 次は廉価版。

 高級版ほどではないけどこちらも十分明るい。

 

 早速車両に組み込んでみましょう。今回はまさに電球色にピッタリのオハ61に入れてみます。

 このテープLEDは5cm毎に切ることが出来るので10cmにカット。

 そして、裏側に両面テープがついているので、10×100mmにカットした0.3mmプラ板を補強材として貼り付けます。

 実はこの時トラブル発生。高級版の両面テープがどうやっても上手く離型紙から剥がれず、本体のLEDテープから剥がれてしまうガーン

 

 諦めて手持ちの両面テープで接着です。高級版だけに頭にきますね。 

 これにブリッジダイオードを取り付けます。

(初めての方のために説明しておくと、レールから車輪を通じて上がってくる電流は、直流の+と-ですが、車両が走る方向で変わります。

 一方、発光LEDは、こっちの電極に+を繋いでね。反対側を+にしたらボク点かないからね、っていう性質があります。

 このために、ブリッジダイオードという整流器を取り付けて、進行方向にかかわらず、右側に+、左側に-が必ず流れるようにしてあげて、発光LEDが必ず点くように調整してあげる必要があります)

 そして0.1mm厚さのリン青銅線を2mm×45mmにカットして折り曲げたのを室内灯用の差し込み穴に入れて、ブリッジダイオードとハンダ付けすれば出来上がり。

 

 これを外すときは、リン青銅線&ブリッジダイオード&テープLEDもろとも引き抜きます。

 

 なお、少々ずれが生じたときは、瞬間接着剤を極々少量付けて固定。ずれなきゃイイです。

 各1両ずつ製作したので明るさ比べ。

 左側が廉価版、右側が高級版。フルに12V加えると、確かに高級版の方が明るいけど模型では・・・、特に電球色ではそれ程の光量はむしろ不要でしょう。廉価版でも明るすぎるくらいです。 

 車体を載せると差があまり感じられなくなりました。

 

 実際の走行状態でも確かめたくなりC11に引いてもらいまして、ユックリ走ってもらいました。

 なかなか流し撮りが上手くいかなかったのでボケ画像で申し訳ない。

 こちらも、左が廉価版、右が高級版。定電圧点灯をさせてます。

 

 実速度でみるとあんまりかわらない。むしろ、もう少し抑えたいとなると、廉価版でいけそうです。

 

・5m 475円  1両9.1円

・Amazon ブリッジダイオード 100個 680円 1両6.8円

・リン青銅線 100×180mm 629円 1両 5.1円

これら3点合計で、21円/1両 これ魅力的ラブ

 

あとは実際に夜に走らせてみて明るすぎたら、ブリッジダイオードとテープLEDの間に適当な抵抗を挟んで光量を落としてみます。

 

以上、秋になったけど電気の自由研究でした。

 

 


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