小学5、6年に教科担任制案 22年度から 授業の質向上など狙う

という日本のニュースを読みました。




娘の通うアメリカの小学校では、体育・音楽・美術・スペイン語などのスペシャルクラスは専門の先生が低学年も含め、全ての学年の授業を行います。
同じ地区の別の学校でも先生を共有することもあります。
算数は担任も教えますが、基本的には算数の専門講師が教えていて、担任の先生は補助役にまわります。

そのメリットはたくさんありますが、その前に!!!!!

日本の学校は、担任の先生の働き方の改革が必要だと思いますので、今日は、アメリカの小学校の先生の生活が日本と比べてどのように違うのか具体的に書きたいと思います!

子どもから聞いただけの話等も含みますので、間違いがあるかもしれませんが、参考までに読んで頂けると、日本の学校の改革に繋がるヒントがあるかもしれませんので是非目を通して下さいニコニコ

日本の公立学校の先生は、責任感が強く、生徒たちの成長を考えて朝から晩まで仕事に没頭する、また、保護者の反応も心配しつつ、自分を犠牲にしてでも周りのことに配慮してひたすら教師として働くようなイメージですびっくり

一方、ここアメリカでは、同じ公立小学校の教師でも日本のそんな働き方とは違うように感じます。アメリカの先生の働く環境は日本と比べるとかなり魅力的だと思います❗️

娘の学校しか知りませんが、アメリカの小学校の先生について、主に日本の小学校の先生との違うと思う点について書きたいと思います。



アメリカの小学校の先生の実態!


①勤務時間について

先ずは、勤務時間についてです。雇用形態によって違いはありますが、午前8時頃から午後3時半頃までで、残業は基本的にありません。担任教師の残業はめずらしく、特にアシスタントの先生や体育・音楽・美術・スペイン語などのスペシャルクラスの専門教師は、定時ピッタリに出勤・退社します。子どもがプレイグラウンド(校庭)で放課後遊んでいると、次々と先生が帰宅します!!

ただ、新学期や学期末の時期になると採点や評価などで普段より時間がかかるため、残業する事もあるようです。
Back to school night(新学年の説明会)や保護者面談の日は、夕方から夜にかけても働きますが、翌日は学校がお休みです。


②休暇について

教師になる魅力の一つは、長期の夏休みひまわりです。6月中旬から8月末まで、生徒とほぼ変わらないスケジュールで教師は長い休みとなります。教師もたっぷり時間を取って夏休みを楽しみます。
しかし、夏休み中にアルバイトをする先生もいると聞いた事がありますが、自宅でゆっくりくつろいだりと、のんびり過ごす先生が多いようです。

日本のように担任の先生が部活等を指導することはないので、基本的に学校のない日は先生もお休みなので、週末、祝日、そして長期の春休み(1週間×2)、夏休み(2カ月半)、冬休み(1週間×2)は、先生も休日です。

学校にプールはないので、夏休み中に先生が学校に行くことはありません。万が一学校にプールがあったとしても、担任がプール指導をすることはありえず、季節ごとにある放課後のクラブのように外注し、スペシャリストに依頼する事になると思います。

それ以外でも、先生は自分の子ども(別の学校)の学校行事などで頻繁に休暇や早退をとります。担任の先生がお休みの日は、普段サポート役の先生が担任の役割をし、そこにさらに別のサポート役の先生がサブとして教室に入ります。

また、先生たちの会議や研修は勤務時間中に実施されます。そんな時もアシスタント教師が授業を担当します。

本来の担任の先生がお休みの時には、宿題が出ないことが多く、普段より甘やかされるのか、子どもは、たまにアシスタントの先生が担任の代わりをするのは好きなようですウインク


③勤務時間中の環境

先生は、子どもに授業をしている時間以外には、採点・授業の準備・通信表に成績を付ける時間等が必要です。

しかし、子どもたちが体育・音楽・美術・スペイン語などのスペシャルクラスの授業を受けている間(1日のうち1度はスペシャルクラスがあります)は、担任の先生は教室に1人で残りますので、勤務時間中に毎日の授業準備や採点をしたり、保護者からのメールに返信をしたりする時間がとれます!!

また、ランチの時間担任は生徒と離れ、各自好きなようなように食事を取り、その時間はアシスタントの先生がカフェテリアに生徒達を連れていき子ども達の安全を見守ります。

また、保護者が担任に電話連絡をすることは禁止されています。連絡事項がある時にはメール・もしくは子どもに手紙を持たせて連絡します。緊急の電話連絡は事務所で受け付けます。なので、担任の先生が保護者の電話応対を担任がすることはありません!


④1クラス当たりの生徒数

アメリカの小学校の1クラス当たりの生徒数は20人前後だと思います。
実際に娘のクラスの生徒数は18人しかいませんので、日本の学校の生徒数の半分以下かもしれません。

他にも思いつくだけで、まだまだありますので、続きは次回!


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