2020年10月23日金曜日

ミスタッチの、わな


 きのうは、ミスタッチの、なくし方について書きました。

ミスタッチは、ない方が、いい、とだれでも思います。
私も、そう思います。
CDの録音をした時は、
テクノロジーで、ミスタッチを消すように、お願いしたりしました。

さて、
そこが、ワナだとも思います。
私は、自分の録音が、
まるで、ミスをしなかったようにしてしまいました。
種明かしをしてしまうと、
そういう作業をする人は、私だけではありません。

50年前の録音と、
今の録音を比べれば、わかりますが、
ミスタッチが、がぜん、少なくなっています。
そして、
コンサート、ライブ演奏でも、
ミスタッチは、少なくなってきています。

ミスタッチなしで弾くことが、
以前より、大事になってきている、といえます。

理由は、
みなさんの耳が、ノーミスの録音に慣れてしまっているからだと、
思います。
ノーミス要求度が、上がっているのです。
つまり、録音のミスを消しながら、
私は、
自分で自分の首を、しめているようなものです。

「ミスタッチかどうかよりも、
音楽の流れ、感動、を大事にして〜」と、
私のようなピアニストは、
願ったり、ため息をついたり、です。




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