病院内のコンビニは入院患者にとって大切な場所

病院のコンビニ白血病ブログ

病院内のコンビニ

最近、コンビニが入っている病院が多くなりました。

夫が入院していた病院は、けっこう大きな大学病院なので
・コンビニ
・医療用売店
・コーヒーショップ
・花屋 があります。

以前行った大きな病院は、コンビニ、コーヒーショップ、食事ができるお店が何軒か入っていました。他の病院では小さな売店があるだけだったりするので、病院によってさまざまです。入院される場合は、どんなお店が病院内にあるのか事前に確認するのが良いと思います。

白血病になる何年も前からこの病院には通っていたので、コンビニにはよくお世話になりました。

通院しているときは、採血のために朝は食べずに行き、採血の後にコンビニでパンやおにぎりを買って朝食にしていた夫です。

入院してからは、元気な時はコンビニでおやつを買ったり、アイスや飲み物を買ったり、特に何か欲しいわけでもなく、散歩がてらコンビニに寄ることも多かったです。

入院すると暇な時間が結構あります。

24時間点滴をしていても、ベッドにじっと寝ていなければいけない訳でもなく、点滴スタンドをゴロゴロ転がして歩くことができます。

よく暇な時間に、体力維持のため病院内を散歩していましたが「じゃぁついでにコンビニでも行こうか」となるんですよね。

味覚障害でコンビニへ

コロナで面会禁止になったときも、検査結果が悪く病棟からの外出禁止を言われても、担当医に交渉してコンビニへ行く許可を貰っていました。

味覚障害で病院食を止めていたから、私が持って行く食べ物では足りない時に、コンビニで買う必要があったからです。

このコンビニ、じつはとても小さいお店です。だから品数も少ないけれど、このお店しか買うところがないので、いつも人で一杯でした。

残念なのが、病院内だから脚が悪くて杖を突いた方や、車椅子の方も多く利用します。なのに、通路が狭くて車椅子だとかなり苦労することです。

何度か夫を車椅子にのせて行きましたが、人の多い時間帯は入れませんでした。病院内にあるのだから、もう少し患者に優しいお店して欲しいですね。

コンビニを利用される患者さんは、お弁当やカップ麺、おやつを買う方が多かったです。

病院食が足りなくて買っている方もいるでしょうが、好き嫌いが多いとか我が儘ではなく、抗がん剤の副作用『味覚障害』で病院食が食べられない方も多いです。

夫が大部屋にいるとき、他の3人の患者さんも味覚障害で「味が変」だと言って、病院食を残していました。そうなると、やはりコンビニで食べられそうな物を買うことになります。

病院食が食べられない患者にとって、コンビニでの食料調達はとても大切です。

それだけでなく、病室から出て買い物をすることは、大きな気分転換になります。夫も買い物をしたいというより、気分転換の為が大きかったように思います。

今はコロナの影響で、病棟から出ることが禁止されていたり、症状や体調によってコンビニの利用を禁止されることもあります。

治療はつらいですし、面会禁止や制限で家族に会えなくてストレスのたまる患者さんには、せめて自由にコンビニで買い物をさせてあげたいです。

本当は、コンビニ以外にもストレス解消できる場所が、病院内にあれば良いんですよね。

病院は治療するための場所ですが、治療自体がストレスになりますし、ストレスは体にも心にも影響を与えます。

いつの日か、病院は「治療だけでなく患者のストレスも解消してくれる」そんな場所になって欲しいと思います。