場面かんもく症
つい最近まで、知りませんでした。
家では普通に話せるのに、学校などの特定の場面で、声が出せなくなってしまう症状。
この症状を聞いた時、あっ!っと思い出した子がいました。
娘の友達に、学校以外の場所ではよく話し楽しそうに遊ぶけれど、
学校で見かけるその子は全く別人で、
ほとんど反応がないように見える子がいました。
なぜそのようになるのか、わたしは当初、理解出来ませんでした。
正直、このギャップにどう対応していいのか分からず
戸惑いました。。。
しかし、娘は他の子に接するのと変わらず
一緒に帰ったり、遊んだりしていました。
その子の個性として捉えていたようです。
そして、今回マンガで書かれたこの本をよんでみました。
しゃべりたいのにしゃべれない。
とても大人しい子→1人になりがち→変な子
そしてイジメの対象になる。。。
この流れは簡単に想像できます。
著者も小学校•中学校と1人で耐えていたそうです。
そして得意分野のある高校に進む際、周囲の人の多様性に助けられた形で
少しずつ話せるようになったそう。
けれど、今まで人とのコミュニケーションを学んで来なかったことで
人との付き合い方が分からず、また苦労され、しまいに鬱に発展。。。
幼少期の体験が、後々まで影響するなーと思いました。
けれどこの著者が、自身のかんもく症を世間に知ってもらいたい
同じ症状で悩んでいる人の助けになりたいと、
思えるまでに回復されて良かったなあ、と思います。
それでわたしが、何かできるわけではないけど
まずは、知るところから。