キッカケ【4】やっと自分を理解する | ノラとハナウタ

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自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

私は、そして子供たちもHSPだったんだと分かったものの、で、どうする?どうなる?と考える。

トンネルを抜けたのに、また次のハテナが立ちはだかる。

 

疲れやすいなら寝ればいい、人付き合いに疲れたらひとりの時間を味わえばいい、自分のどこにどんなストレスがかかっているか自覚し、そこを緩める事に集中する。まずは自分を大切にする。

 

はい、出たー!

『自分を大切に』、『自分は今、どうしたいか』。

 

そんなん、長いこと自分以外の人に合わせて来てんだから分かるわけないじゃん!て話しですよ。

周りに合わせてしまった方が早いしラク。

それにニーズに応える事で役に立った感があるし、それでいいよって。
今更自分の主張なんてわかるかーい!だ。

 

でもちょっと待て、こういうひねくれ方をしていること自体、本当は分かって欲しかったし、嫌われてもいいから自分勝手にやってみたかったのかも…とも思う。

本に書いてある思考パターンそのものなんだから、アドバイスに沿ってやってみるのも悪くない。

 

次女に説明方々自分にも刷り込む。

 

相談されて寄りかかられてゲンナリはあるあるなんだけど、相手と自分の境界線を越えて踏み込みすぎるのが問題。

『相手が自分で解決できると信じていない』←コレ、信じる事で自分も線が引けると思うと気がラクになりませんか?

私はここを読んで、なるほどーーと納得してコレを採用しようと思いました。

 

他にも『親はお互い同じ課題を抱えたクラスメートくらいに見ておく』とか、

『相手の感情を受け取り過ぎない』とか、

『困っている人を助ける事で自分の存在価値を証明しようとしない』など。

…即飲み込めなくても徐々に自分に言い聞かせて行こうと思える内容だったので、ひと通り次女と話した後も、日常の中で『HSPは休憩大事!』とか、『それ、甘えのうちに入らないよ!』とか、声掛けをまめにした。

 

次女の場合は愛されていたという実感も実績もないと思い込んでいるのでとにかく声を掛ける、話す、世話を焼く。

まんざらでもなさそうだが時折ふっと悲しい記憶に支配されて荒れてみたり、こんな自分が情けないと嘆いてみたり。

 

ただ、今まで『絶対に出来る訳がない!私には向いていない』と言い張っていた事務職についたのだが(その理由も時給が良いので行ってみたという、案外ちゃっかりもしているのだけど)、徐々に慣れて行くにつれ自信にも繋がり、職場の方々にも可愛がって頂いて、アラサーながらも今、やっと社会人1年生みたいなことをしている。

 

時々泥酔して帰って来て、本当に勘弁して欲しかったし(次女は私より大きいので玄関で寝られると運べない!)、熱を出して休めば「きっとすぐ休むヤツだと思われてるよ」と悲観していたりしたけど、わざわざ連絡をくれる上司や友達もいて、続けることが出来た。

 

結局のところ、親がもうこれでもかというくらい愛情を注いだとしても、仕上げには他人の力も必要で、赤の他人が自分を認めたり、誉めたり、手助けしてくれると、パッと表情が輝くから不思議だ。

 

「それ、この前アタシも言ったよね!?」って言葉なのに、「誰それさんが言ってくれて」…なんて喜んでいると、「おい!!」とも思うのだけど、何より子供を笑顔にして貰えて、親としては本当にありがたいと思えてしまう。

 

こう書くと、『結局は普通に働いて普通になって欲しいんだね』って思われるかもしれないけれど、日常的に『HSPとしての自分を大切に扱う』事で『自分から楽しめる様になって来た』ことを私は重要視している。

 

自分の守り方、扱い方を知る事で、悲観する事なくHSPとして非HSPと共存出来ることが私は嬉しいし、望むところなのだ。

 

最近ではイキイキしちゃってルンルン遊び歩いていて、おいおいおい、次女だけリア充かよ…もう母はげっそり老け込んだっつーのに!ムキーーーッ!とハンカチのすみを噛んでいたところで(昭和の漫画か!)、皆川公美子さんのブログを発見する訳です。

 

なんとなく次女の件はひと段落かなと思って、随分ご無沙汰だけどブログでもまた始めるか…とアメブロを覗いたら、
「げげーーーーっ、この人、めっちゃHSPのこと記事にしてるじゃん!」
とびっくらこいて、

(え、HSPメッセンジャー?ウソ、そんなのあるの!?話しを聴いてみたい!)

で、ぴょんと申し込みをしたので、実はワタクシ、公美子さんのブログ記事、全然読めてないんです(いや、読むよ、これから読むけどさ…)。

メッセンジャー講座が終わったと思ったら、仕上げの動画にポリヴェーガル理論だトラウマだと出て来て、

(ちょっと、これ知ってたら更にラクになれる人が増えるよね?アタシもだけど)

と思ってしまって、シレッとスペシャリスト講座も申し込み。

 

今、自律神経の健気さに胸を撃ち抜かれ、自律神経への愛おしさが増し増しというちょっとヤバめのアラフィフです。

でも楽しい!

 

…というまとまらない感じですが、結論、

HSPは自覚するとなんか元気になるし、自分も大事にして行こう、これでいいのだ!と思えるのではと感じています。

 

もしも、そうは言っても講座とかお茶会とか私は恥ずかしいし話せない…と思う方はブログを読みまくるのもいいと思いますし、HSPの方々主催のZOOMでの講座とかお茶会は、ビデオOFFでもOKとか、途中の入退出OKとか配慮と思いやりに溢れているのでご自分にあったものを選んで出てみるのも良いと思います。

 

長くなりましたが『HSPを知るまで』は最終回です。

 

読んでくださってありがとうございました照れ

 

*注意!*
*私は、みんなHSPだよ、 HSCだよ、辛かったよねと囲い込みをする意図はありません。
*また、繊細なんだから気を使ってくれ、気を使ってやれと言う気もありません。
*HSPは繊細なだけでも無いし、偏った説明に便乗しないようにと思って書いています。
*望むのは『理解し合う事』。
そういう人もいるよ、そういう事もあるよねといいながら生きて行けるようにしたいし、古来から染み付いている根性論で、頑張って学校や仕事へ行く事で自分を殺してしまうことの無いようにと願っています。
(もちろん頑張る事は尊いけれど、頑張りすぎて自分を失っては元も子もないという意味です。)

 

それでは、良い週末を照れ
またね♪

 

 

巨大なシシャモの様な雲。
あ、リュウグウノツカイの方が似てるかな?
いずれにしても、

ぴかぴかのあなたへ。

 

 

 

 


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