日本語と同様に英語にも慣用句というものがあります。
ですが、学校の教科書ではあまりお目にかかれません。
口語にて度々使われます慣用句をご紹介したいと思います。
Where is the John? トイレはどこですか?
『ジョンはどこ?』と訳したくなりますが、"the"を付けることで、ジョンという固有名詞ではなく
トイレはどこですか?という慣用句になります。"the John"は"restroom"とか"bathroom"を
置き換える隠語になります。海外旅行に行かれた際には一度使われてはいかがでしょうか?
Piece of cake 楽勝だ!
これはご存知な方も多いかと思われます。この慣用句のチョット変な由来ですが、
"cake walk"という一番変な踊りをした人が勝てる競技?があったようです。
そしてその競技の懸賞がケーキだったそうで、『簡単に勝てる』という意味になったようです。
Beats me. わかりません!
『私を叩いて』と直訳しますが、『わかりません』という意味です。
チョット納得行かないかもしれませんが、そのまま覚えるしかないですね。
"Beats"の前に"It"が省略されているようで、"Beat"ではなく"Beats"の三人称になるようです。
It is raining cats and dogs. 土砂降りの雨だ!
これも慣用句を勉強すれば最初に習う部類のものかもしれません。
犬と猫が同時に泣いてるところを表したのでしょう。
犬の鳴き声の『bowwow(ワンワン)』と猫の鳴き声の『miaow(ニャー)』が同時に起こった状況です。
He is a big cheese. 彼は偉い人です
直訳の『彼は大きなチーズです!』というと、訳が分からなくなりますね。
語源はチーズが富や名声を表すことろから来ており、チーズ=偉い人となるようです。
どの慣用句も直訳すると全く意味をなさないので、そのまま覚えるしかないですね。
『朝飯前』や『手を焼く』等の日本語のそれと同じですね。