けんちゃんとあそぼう2 でんぐりでんぐり

ユーチューブで体遊び絵本の解説をしています

でんぐり返ししたことない子でもきっとやりたくなるよ!運動が苦手な子にもオススメ!

☆3つのおすすめポイント

  • けんちゃんは”でんぐり ころん”とでんぐり返しをするのが大好き★やってたらネコさん・ウサギさん・ゾウさんもやってきて、一緒に”でんぐりころん”楽しいねって笑ってるよ。
  • ゾウさんの”でんぐりころん“は勢いがあるよ♬まるで小さなジェットコースターみたい!
  • でんぐり返しは楽しい遊び★保護者が側で安全に気をつけてあげれば、3歳ころから楽しめますよ。運動嫌い・でんぐり返しが出来ない子も、まずは「楽しそう!」と感じる事でしょう。そして自分も上手に出来るぞ!とイメージ作りがでできます。

☆あらすじ

男の子のけんちゃん、”でんぐりごろん”をしました。そこにいたのはネコさん。

けんちゃんとねこさんが”でんぐりがえし ころんころん” そこにいたのはウサギさん。

けんちゃんとネコさんとウサギさんが”でんぐりがえし ころんころんころん” そこにいたのはゾウさん。

けんちゃんとネコさんとウサギさんとゾウさんが、”でんぐりかえし ころんころんころん ころん!”

そこには水たまり。ゾウさんが地面にコロンとしたら、水が大きく跳ねて、けんちゃんとネコさんとウサギさんも大きくバウンドして、もう一度地面に”ころん!“

泥だらけになっちゃったけど、全員で大笑い♬

どろんこになったから、着替えてくるね!また遊ぼうしって、けんちゃんが3匹に手を振ってるよ。

次は誰と一緒に”でんぐりごろん”できるかな。キリンさんもカバさんもパンダさんも、みんなみーんな、一緒にやろうよ!

☆際立った特徴

子どもが大好きな”でんぐり返し(前転)”を題材にした絵本です。体を使ったダイナミック遊びでもあり、危険に対処する動きが身につく効果もあるそうです。赤ちゃんの発達は個人差があるので、早い子で2歳前頃からやり始める子もいますが、大体3歳半頃から出来始め、5歳頃までやらない子もいるそうです。

効果としては、でんぐり返しの動きに慣れることで、つまずいたり転びそうになった時に、とっさに両手をつき、身を守れるようになるそうです。遊びの中で自然と身につける事ができます。

本書は、動物たちとけんちゃんが”でんぐりがえし”を、とことん楽しんでいる絵本です。

読むとやってみたい気持ちになる子もいるでしょう!まだやったことが1度もないお子さんでも興味を持つかもしれませんね。

3歳未満の小さなお子さんでも、保護者が背中や首の所を少し支えてあげることで安全にさせてあげることが出来ます。何度か経験済みのお子さんでも、目を外らさず、周りにぶつかる物が無いか、首が正しい方向に曲がるか、必ず保護者が注意深く見守る中で、安全にさせてあげてください。

”でんぐり返し”は怖い遊びではありませんよ!方法が正しければ安全で楽しい体を使ったダイナミック遊びです。就学すれば小学校の体育でマット運動として習いますし、就学前に園で体を使った遊びの1つとしてマットの上でやる事も多いです。

けんちゃんとあそぼう2 でんぐりでんぐり 表紙

☆書店員の感想

けんちゃんは、外ででんぐり返しを楽しんでいます。ネコさん、ウサギさん、ゾウさんが次々登場し、一緒にやるのですが、きっと周りからも『楽しそう!僕もやってみたい!』と見えたのでしょうね。ゾウさんともでんぐり返しをしますが、なんとゾウさんのでんぐり返しは勢いがあり、地面に足が着いた時の反動で、けんちゃんとネコさんとウサギさんが、ばしゃーんと上に飛び跳ねちゃいました。一瞬の出来事に「あららー」と3人共ビックリ唖然。無事に地面に着いた時には水たまりの水がブシャーとかかって体中どろんこ。でもみんなで大笑いしている所をみると、とっても楽しい出来事のようですね。まるで小さな小さなジェットコースターみたい?

「今度はどこでやろうかな?」「誰が一緒にやってくれるかな?」「みんなやろうやろう!」とけんちゃんが誘っているみたいですよ。

●お子さんの発達や興味に合わせて、”でんぐり返し”遊びしてくださいね。

”でんぐり返し”を最後にしたのはいつですか?私はつい最近やりました。2歳頃の娘に、ベッドマットの上で身を持って教えてから、今でも時々やって見せます。なぜ私がやるはめになったかと言うと・・・面白くて楽しいから自分から思いついてやりました。

しゃがんだ体制で、つま先立ち方をし、体を前かがみにして手をついて、頭をぐっと自分の体の方へ、中に入れ込むようにすると、力を入れなくても体が自然とグルンッ!と回ります。一瞬で天と地が逆さまになり、元に戻ります。私の髪も一瞬でボサボサ・顔も一瞬で赤くなります。自分で自分の行動が面白くなり笑えてきます。娘もそんな私を見て真似しようとしたのがきっかけで教えました。最初は首もちゃんと中に入れられず、支える必要がありました。

少し支えてあげることでグルンッと体が周り、一瞬の出来事に最初娘もキョトンとしてこちらを見ていましたが・・・そのうちニターと笑い、「面白い!もう一回やりたい!」とリクエストがあり、何回か繰り返しました。

床が柔らかすぎると、つま先立ちがやりにくいです。そして最初のうちは自分だけでやろうとすると、首の入れ込みが不十分な為、体を前に行かせようとする動きの勢いで回ろうとします。これは絶対✕です。危ないのですぐ止めさせましょう!しっかり首を中に入れるようになるまで、近くで支えてあげましょう!出来てきてもまだまだ注意が必要ですが、少しずつ上達しますよ。

(※ 初めてのうちは、すぐ疲れます。かなり体力使います。疲れた様子があれば、すぐやめましょう!疲れて適当な体の動きをすると危険です。)

本書は、特に運動嫌いなお子さんにオススメです。我が家の息子も実は運動が超ド級に苦手くんです。小さい頃から苦手でした。運動嫌いな子どもは、まずどう体を動かすのかイメージが出来なかったり、数々の失敗から、どうせまた失敗するかもしれないというマイナスからスタートすることがあります。まずは楽しいという事を知ること、成功するイメージを持つことが大切なのかと思います。

(ちなみに息子は只今小学生。3歳頃から私の生のでんぐり返しのを見せていたのでこれだけは大好き!今では娘と一緒によくコロコロしています。笑)

本書は、でんぐり返しの楽しみを知り、頭の中で自分が上手に出来るイメージを作ってあげられます。「楽しそう!やってみたいな」という気持ちを大切にしてあげましょう!

けんちゃんとあそぼう2 でんぐりでんぐり 裏表紙

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。