生涯を楽しむための動き方

理学療法士による臨床・生活・予防・介護・子育てに役立つ身体の動きに関する情報がここにある

介助・介護現場での”てこの原理”

理学療法士介護福祉士、看護師…

介助・介護の現場で、よく使用するのがてこの原理”であるが、

我々が学習したてこの原理”は実際に使えるのか?を考えてみよう。

我々の教育課程で習った”てこの原理”は、

下のスライドだ。

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無知 てこ

図のように、

腕木に厚みなし

たわない

支点は点

G1、G"の物体の高さは同じ

体積0

と定義した”てこの原理”である

 

こんな状況は現実にはありえないのである‼

 

実際には、下のスライドである。

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無知 てこ②

 腕木に厚みがあり、同じ厚みではない

しかも、腕木はたわむ可能性もある

支点は点ではない

腕木が動くと、支点もどんどん動く

体積は0ではない

 

このように現実の”てこの原理”は定義はできない

また、患者さん、利用者さんによっても全く違う

さらには、

介助・介護する人の話し方や触れ方の一つでも激しく抵抗する‼

 

そうだ‼

つまり、

介助・介護するときはリアルタイムで”てこの原理”は変化するのだ‼

 

だから、介助・介護の時は常に相手の動き、

自分の動きを感じながら行う必要があります

 

下の著書は理学療法士介護士、看護師など

介護、介助、医療現場で働く方にはみてほしい著書です

なぜならば、自分の体を大事にする必要があり、

今までの考え方を覆してくれることがたくさん書いてあるからです


 


 

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