【サンフランシスコでカフェ巡り】ノースビーチの老舗カフェ「Victoria Pastry Company」

小さなイタリア街(リトル・イタリー)の面影が今でも残るノースビーチ。そんなノースビーチのメッカ「ワシントンスクエア公園(Washington Square Park)」のすぐ隣にある老舗カフェ「ビクトリア・ペーストリー」をご紹介します。

1914年設立の老舗カフェ

ノースビーチの目抜き通り「コロンバス通り」と「フィルバート通り」の角にある「ビクトリア・ペーストリー」。通りの角にあり、自然光がふんだんに差し込む全面ガラス張りのカフェは、オープンキッチンでモダンな印象です。

もともとのオリジナル店はストックトン通りとヴァレーホ通りの角にあり、1989年のサンフランシスコ大地震を耐え抜き現役で使われていたブリックオーブンが有名でした。2016年に現在の場所に移転しています。

プリンセスケーキが有名!

焼かれるケーキの中でもベストセラーなのが「プリンセスケーキ」と呼ばれる薄緑色のケーキ。生地の層はラズベリー・ホイップクリーム・カスタードが使われており、可愛らしい見た目から子どもを中心に人気です。特にイースターの季節は注文が増えるのだそう。

自然光がふんだんに差し込む居心地良い店内

店内は入ってすぐ目の前にカウンターがあり、ここでショーケースに並ぶケーキやクッキーを見ながらオーダーが可能です。

店内は窓ガラスに沿ってテーブルが備え付けられており(2020年9月時点では使用不可)、店頭にはテーブルが3つ置かれています。カウンターの裏は広い工房で、ここで毎日ペーストリーが焼かれています。

ティラミスと苺ショートケーキをオーダー!

カプチーノUSD3.5 ケーキ各USD5.75

店頭で食べることを伝え、ティラミスと苺ショートケーキ、飲み物にカプチーノをオーダー。ケーキ類は陶器のお皿に入れてもらえましたが、カトラリーとコーヒーカップは使い捨てが使われています。クレジットカードはもちろん、ApplePayのタッチレス支払いも可能

ケーキをお皿に入れてもらったら、そのまま自分でテーブルまで運ぶセルフサービスですが、カプチーノは後からテーブルまで持ってきてもらえます。

苦さが魅力のティラミス

ティラミスは、まず口に入れるとリキュールのほろ苦い香りが口中に広がります。カカオとリキュールの独特の苦さが後味に残る上品で大人な味わいです。クリームにクセがなく、かなり上質のティラミスと言った感じ。

個人的には、前回試した「カヴァリ・カフェ」よりさらに上を行く味わいだと感じました!

クリームが濃厚な苺ショートケーキ

苺がふんだんに使われた苺ショートケーキもかなりのレベル。苺の爽やかな酸っぱさとクリームの甘さのバランスが絶妙で、くどさを感じずにおいしく食べ続けられます。クリームは通常のホイップクリームではなく硬めのテクスチャーですが、濃厚なのに重さがない味わいです。

カプチーノは「ラバッツア」を使用

カプチーノはここ界隈ではおなじみの「LavAzza(ラバッツァ)」が使われており、「ステラ・ペーストリー」と同じように全自動マシーンで作られたような泡立ちです。ただ意外と喉越しはスムーズで、雑味をそこまで感じずおいしく飲めます。

シングルショットのスモールサイズを選んだにも関わらず、意外と量が多かったのも謎でしたが、お得感はあります。飲み終わっても泡だけ残るほど泡立ちはタイトです。

最後に

地中海のほぼ中央に位置するシチリア島のレシピを忠実に再現した老舗ペーストリー店、ノースビーチの中でもかなりレベルが高い焼き菓子を提供しています。店頭のテーブルにスペースがない場合は、目の前にある公園で食べるのもアイデア。ノースビーチでお茶休憩する際は、ぜひ参考にしてください。

店舗情報

  • Victoria Pastry Company
  • 住所:700 Filbert St, San Francisco, CA 94133
  • 営業時間:7AM–8PM
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