嗜好を志向する思考系ブログ。

ワーケーション

ワーケーションとは?
「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地で休暇を取りながらリモートワークする働き方。
働き方改革やコロナウィルス流行に伴う「新しい日常」の一環として、現在政府が奨励しているそうです。

何で、この言葉を取り上げたかというと、「ワーケーション」のイメージとして、砂浜にノートPCを持ち出してリモートワークしてる画像が多々あるらしく、それに対しPCメーカーから「精密機械なので絶対にしないで下さい!」と注意が・・・等という、何ともお粗末なニュースを見かけまして。
まぁソコは置いといて、この「ワーケーション」というモノを少し考えたいと思います。


昔から、西洋の労働文化を、日本にも取り入れようとする動きがあります。
そういうのを見ると、何だかなぁって思います。
そもそも、西洋人と日本人は”労働”の概念が違うと言われています。
西洋人にとって”労働”は、神が与えた罰と捉えるそうです。
彼らは、1ヶ月のバケーションを取る為に、残りの11ヶ月を頑張るとのこと。
逆に、多くの日本人にとって”労働”は、生活であり人生だと思います。
根本的な概念が違うのに、その形式だけを導入してもねぇと思う訳です。

で、今回の「ワーケーション」もその類いだろうなと思ってたんですが、どうも様子が違うようです。
先ほど西洋人の”労働”の概念を書いたのですが、実は、例外があります。
西洋のエリート層(ワーク・エンゲージメントが高い層)は、ものすごく働くそうです。
(そう言えば、ビル・ゲイツは毎日14時間労働だと、昔テレビでやってたのを思い出しました。)
ワーク・エンゲージメントが高い層とは、簡単に言えば、仕事に生きがいを感じている人達。
「ワーケーション」は、この層から始まったとされています。
本来、西洋人にとって「バケーション」は仕事から解放される場所なのに、ソコに仕事を持ち込もうとする。
事象だけを見れば、日本人も同じ様な事やってますよね。
携帯電話が手放せないみたいな。

日本人は働き過ぎ等と言われますが、”国民総ワーク・エンゲージメントが高い層”ってのが、本来の日本人のあり方なのかもしれないですね。
となると、政府が目指しているのは、「リモートワークをできる社会環境を作ることで、バケーションを取りやすい社会に変化させる」といった辺りでしょうか。
日本人に「バケーション」という文化が受け入れられるのか?という疑問があったんですが、子ども達には夏休みってのがありますし、その辺りとセットにして考えて行けば、意外とすんなり行く様な気もしますね。



日々の出来事ランキング

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「雑感の日」カテゴリーもっと見る