【オーダー時に役立つ】グローブの部位の名称

野球道具

グローブの部位が知りたい人「グローブをオーダーしてみようと思うけど…急に名称で聞かれても、一体どの部分のことなのかわからないから自分の思い通りにオーダーできるか不安です。グローブの部位の名称やオーダーで選べる選択肢のメリットについて教えてください。」

こんな悩みに答えます。

本記事の内容

  • グローブの部位・名称について学習する

グローブのオーダーは、野球選手なら誰もが1度やってみたいと思うはず!

しかし、実際にオーダーしようと思って各メーカーのオーダーを受け付けるページに入っても…デザインしている最中にどの部分のことを言われているのかわからなくて悩んでしまうという方も多くいらっしゃると思います。

そこで今回は、「せっかく高いお金を払ってオーダーしたのに失敗してしまった…」とならないようにオーダーする際に覚えておくと役に立つグローブの部位についてわかりやすく解説していこうと思います。

  • グローブのオーダーをしたい
  • グローブの部位についての知識がほしい
  • オーダーで失敗したくない

といった方は最後までどうぞ。

グローブの部位の名称

 今回はグローブの部位について下記の順で解説していきます。

  • ①:グローブの捕球面側の部位
  • ②:グローブの背面側の部位
  • ③:両面に共通する部位
  • ④:土手に関する選択
  • ⑤:あごに関する選択

キャメルカラーのグローブを基本に、紹介する部分は赤に色を変えた画像を用いて場所がわかりやすいようにしました。

それではさっそく見ていきましょう。

①:グローブの捕球面側の部位

捕球面側だけにある部位は多くありません。そのためオーダーをする場合は選択する項目は少ないです。

捕球面

文字通り、ボールを捕球する部分になります。

オーダーで色などをデザインする場合、グローブの内側部分だけの選択が可能なのはこの部位だけになります。

②:グローブの背面側の部位

背面側は部位がとても多く、オーダーをする場合は選択する項目がたくさんあります。

しかし、その分自由度が増すので楽しさもたくさんあります。

背面

グローブの外側の大部分を占める部位になります。

オーダーする場合、メーカーや選択した基本モデルによっては指ごとに色を変えるといったカスタマイズも可能です。

指カバー

ピッチャーは指の動きを隠すために「指カバー」が多く採用されます。

野手の場合は捕球時の衝撃を抑えたり、革の保護のために「指あて」が多く採用されます。

ハミダシ

指と指の間にラインのようになっている部分のことを言います。

ここでは「切りハミ」と「玉ハミ」の2種類が選択可能で、それぞれの特徴やメリットは下記の通り。

  • 切りハミ:革の断面を挟み込む。耐久性が高いが色の種類に制限がある
  • 玉ハミ:革を丸めて挟み込む。色のバリエーションが豊富

一般的に市販されているグローブは切りハミのものが多いです。

耐久性を取るか、デザインを取るか考えて選びましょう。

指かけ(親指側)

親指の位置を固定する部分になります。

指かけ(小指側)

小指の位置を固定する部分になります。

ヘリ革

グローブの革の外側部分を覆っている部分です。

指あてのすぐ下にあるヘリ革の部分が、グローブの中でも特に劣化が早い部分と言われています。

ピッチャーはボールを投げる際にグローブを強く握りますが、この部分は力が伝わりやすい場所な上に、オイルを塗り忘れてしまいやすいのが理由です。

グローブのメンテナンスする際には、ここにもオイルをしっかり塗りましょう。

平裏

手のひらとグローブが接する部分になります。

ピッチャーは守備用の手袋をつけることができないのでグローブが手汗を吸収しやすく、傷みやすいところの1つです。

割れたりひびが入ることがあるので、ここもオイルを塗ってメンテナンスをしましょう。

ベルト

グローブを入れる手の手首を覆う部分です。

紐の締め具合でフィット感を調節します。

折り返しハート

ウェブとヘリ革のあいだにある部分です。

ピッチャーにはあまり関係ないですが…当て捕りをする内野手は折り返しをなくすことでグローブを柔らかく扱うことができるので、ここをなくす選択をする傾向があります。

また、オーダーで色を選ぶ際、この部分の色は捕球面と同じ色になります。

③:両面に共通する部位

捕球面側と背面側の両面に反映する部位は比較的簡単に覚えられます。

ウェブ

オーダーで選択できるウェブのデザインはとてもたくさんありますが、ピッチャーはボールの握りが見えないデザインを選びましょう。

レース(紐)

ピッチャー用グローブの規定が改訂され、公式戦で使える紐の色が少しだけ増えました。

しかし、公式戦で使うならなるべく同一色が好ましいです。

縫い糸

ウェブ・指カバー・折り返しハートなどを付ける縫い糸も色を選べます。

④:土手に関する選択

土手の選択は、グローブの使い方でとても重要な選択になります。

自分の使い方にあった選択を必ずしましょう。

タテトジ

グローブを縦に使う選手は、土手の仕様はタテトジを選択します。

ヨコトジ

グローブを横に使う選手は、土手の仕様はヨコトジを選択します。

⑤:あごに関する選択

基本的には順巻きでいいと思いますが、例外もあるので特徴をまとめます。

順巻き

基本の巻き方になります。

ピッチャーは基本こちらを選択します。

逆巻き

逆巻きの場合、順巻きよりも親指が広がりやすくなります。

そのため捕球面が広がりやすくなるので、当て捕りをする内野手の場合はこちらを選ぶのがおすすめです。

まとめ

最後にグローブの部位についてまとめます。

  • 切りハミは耐久性、玉ハミはデザイン性に長所がある
  • 土手の選択はとても重要。
  • ピッチャー用のグローブは色の制限があるので注意が必要

こんな感じです。

オーダーで自分オリジナルのグローブを作ったり、新しくグローブを購入する際に役立てることが出来たなら幸いです。