劇作家・文筆家│佐野語郎(さのごろう)

演劇・オペラ・文学活動に取り組む佐野語郎(さのごろう)の活動紹介

「観てみたい聴いてみたい日本語オペラ」を創って広めたい

2020年07月10日 | オペラ
 『雪女とオフィーリア、そしてクローディアス 東京ミニオペラカンパニーの挑戦』を刊行した出版社が新たにウェブサイト(オウンドメディア)を立ち上げ、個人出版された様々な分野の書籍および著者を紹介している。本書の場合は、「小説」に収められ<戯曲・オペラ>の注が付けられている。

 佐野 語郎|幻冬舎ゴールドライフオンライン
https://life.gentosha-go.com/list/author/佐野 語郎

 上記のサイトは「連載形式」をとっているので、WEBマガジンとして読みやすいように一作品を数十回に分けて掲載している。現在第22回を迎え、喜歌劇『クローディアスなのか、ガートルードなのか』の第一幕第四場中庭「あなたは この月を どこで眺めているの?」がアップされている。編集者が付すこのタイトルは、作中の詞からとられていて、その場面の主題および人物の中心的心情が表現されている。また、そのタイトルバックの画像もそれにフィットしているため、読者も毎回の「記事」に入りやすい。単行本の内容がこうして「WEBマガジンの連載」として紹介されるのは初めての経験だが、そのタイトル決めと画像選びを著者として楽しみにしている。
また、この連載には次のようなコメントが掲載されている。

「演劇のもつドラマ性とクラシック音楽の表現力、歌唱による日本語の美しさと演技の魅力を広く知ってほしい!」
 日本語によるオペラの愛好者でない人でも楽しく読めるように、雪女の伝説とシェイクスピアの代表作『ハムレット』を素材にした戯曲を、連載でお送りします。

 これは本書刊行の意図でもあるが、脚本家として演出家として<演劇から歌劇へ、ストレートプレイからオペラへ>創造活動の軸を移した者の思いでもある。
 …「観てみたい聴いてみたい日本語オペラ」を創って広めたい
 母語(日本語)による歌劇の創作へ傾斜していった経過は、下記の当ブログ記事に書いている。

語られる歌と歌われる音楽(終) 
2017/10/09 18:56:00 カテゴリー:オペラ 
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 創造の根源にあるもの~劇の... | トップ | 舞台と芸能は「3密」が全て... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オペラ」カテゴリの最新記事