conparu blog

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アメリカハナミズキ

2020-10-31 16:58:57 | 詩歌




アメリカハナミズキ

赤い実が熟れていても 鳥は寄りつかない
固く閉ざされた実の中には 毒や渋が詰まっているのだろう
街路樹使節?として日本に来た晩秋の姿は 青空に映えて美しい
でも、どこか単独の内に秘めた想いが 虚空に漂うのは寂しい

自然の風物は人の心に語りかけて、その存在を意味あるモノに留める。
自分が対象物にどの様な感情を持つか、美感、嗜好、思想、生き様、
虚空は広げた風呂敷のようにハナミズキを包んで 私の目を待っている

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