テンション高めの看護師外来

放射線の副作用として 皮膚障害は免れない

照射された箇所が赤く 日焼けのような状態になる

私も 25日間せっせと放射線治療に通い続け

左側の鎖骨と左脇と左胸が赤くなってきた

特に鎖骨の部分が一番赤くて痛痒い　(>_<)

放射線治療の最終日は

看護師さんによる副作用の処置について説明があった

呼び出し器が鳴り処置室に入ると

50代後半くらいのベテラン看護師が対応してくれた

「お待たせしてごめんなさいね。放射線ご苦労様でした。あら、赤くなっているわね。ちょっと写真撮らせてもらっていいかしら。あっ、服はそのままでいいわ。首の下の赤い所を撮るから。それから後ろもね。しっかり貫通しているわね。」

私が口を挟む間もなく 一人で喋り続けていた

物静かなテンション低めの放射線科の先生とは大違い

かなりテンション高めの看護師さん　(;^ω^)

撮った写真をその場でパソコンに入力しながら話を続けた

「今から処置の仕方を説明しますね。手を使う仕事はしますか？」

「まあ　普通に」

「重たいものを持ったりする？」

「できるだけ左側は避けていますが」

パソコン入力が終わり紙を持ってきて説明をし始めた

「この赤みがピークとなるのは、放射線治療後1週間くらい。それが過ぎるとだんだんに小麦色になってくから。そうね、10月の初旬には小麦色の肌になるわ」

そして今度は手にハサミを持ち

何かを切りながら話を続けた

「今から処置の仕方を教えますね。まずは軟膏をたっぷりと指でのばす」

ハサミを置き軟膏を手に取り

私の鎖骨にタップリと塗ってくれた

「それから患部を覆うパットをのせる。くっつけるのはガムテープでいいわ」

「えっ？　ガムテープ？　肌にですか？」

「肌にはつけない。絆創膏とかもダメ。患部を覆うパットを半分に切ってそこをガムテープで止めるのよ」

さっき ハサミで切っていたのは 患部を覆うパットだった

半分に切って医療用のテープで止めていた

「医療用テープをこのために買うのもったいないでしょ？　ガムテープなら家にあるかなと思って。でもね、なかったらわざわざ買わなくてもいいのよ。くっつくものを探してね。あっ、セロテープはすぐ剥がれるから駄目よ」

なるほど！　そういう事ね　(ﾟдﾟ)！

看護師さんはそう言いながら パットを肩にのせた

「女性の場合はブラがあるから、これで挟めばよし」

ブラの肩紐に挟んで固定した

「手をいっぱい動かすとずれるからなおしてね」

だから手を使うか確認したのね

「このパットは1枚180円するんだけど、腫れが酷い時はガーゼより患部に優しいので、これが一番いいと思うの。今日は特別に2枚あげるから、2日後の診察の時にこちらにも来て診せて下さいね。その時にまだ腫れていたら今度は購入をお願します」

と言って2枚サービスしてくれた。

まるで何かのセールスの人のようだった (^_^;)

そして 脇の方や胸の方は大丈夫かどうか診てもらった

「胸の赤くなっている箇所は、ブラに当たると痛いからガーゼを畳んで少し浮かせるようにするといいのよ」

そう言いながら ガーゼを畳んで挟んでくれた

「脇はね、ピッタリくっつかなように何かを挟んでいるような感じでちょっと離しておいて」

「じゃあ、さりげなく手を腰に持ってく感じでいればいいですね」

左手を腰に当てポーズをしてみた　(*^^*)

「そうね。そんな感じ。首の部分はスカーフとかで隠すといいわよ」

首にスカーフを巻き手は腰に

ちょっと気取った感じで歩けばよいのだな　(^_-)-☆

家に帰ってから

看護師さんが教えてくれたようにパットを半分に切ってみた

それをガムテープでくっつけてみた

でも 肌色のガムテープはちょっとお洒落じゃないから

白いガムテープにしてみた

これなら目立たない

そして 患部に薬を塗りパットをのせる

ブラの肩紐で固定

これでよし！ (*^^)v

さて明日は診察の日

またテンション高めの看護師さんに会えるかな？

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