開けてはならない！
![[改訂新版] 口語訳 遠野物語](https://p.odsyms15.com/eGl9vSRjMZuXCRksDFAcAq)
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そう言われると
無性に開けたくなるのは
私だけではないはず
そこに箱があれば
フタを開けたくなる。
中に何があるのか気になる
見てみたいと思う…
面白いと思うのは
たとえば箱があり
「鍵が入っている」と
言われれば、
どんな鍵なのか想像し、
「手紙」と
言われると、
どんな手紙なのかと想像する。
中が見えないから
想像がふくらむ。
「空っぽだよ」
と言われても、
中をみるまで気になって
しかたがない。
その好奇心は
見えないものへの
恐怖かもしれない…
『遠野物語』は
遠野地方に伝わる民話などを
柳田國男がまとめたもので、
短い物語がたくさん書かれています。
不思議な
お話しが多く、
少し怖いものから
クスッと微笑ましいものまで
数々あるのです
その中で
箱にまつわるお話しがあり、
とても興味を持ちました。
お話しはとても短く、
‘’ある人の家には
代々伝わる、
開けてはいけない
匣(はこ)があり…‘’
といった内容でした。
もし、自分の家に
そんな匣(はこ)があったら…
私ならガマンできるだろうか？
きっと何かと思いだしたり
視界に入ったりしては
気になり、もんもんとしてしまう。
匣に心がとらわれてしまうかも
「開けてはならない」
という、ことばによる呪縛、呪(しゅ)です。
怖いですねえ〜(>0<；)
もし開けようと思っても、
なかなか決心がつかなくて
心臓バクバクですよ。
なにせ、代々伝わる匣(はこ)ですから。
「開けてはならない」という
‘’ことば‘’には、きっと何か意味があるはず。
そう思ってしまう…
ことばによって
人の心が、中が見えない匣(はこ)に
とらわれてしまうのです(ꏿ﹏ꏿ;)
中が見えないから
なおさら想像がふくらみ
恐怖心がめばえてくる
それは、カッパや座敷わらしより
ずっとずっと怖い…
私にはそう思えたのです。
そして、表現してみたいと思いました。
撮影は、わざとスマホにしました。
のぞき見している感じがだしたかったから。
どうぞ皆さん、
見てはいけないものを
のぞいてみてください
出 演 おおしだまご
演 奏 伊藤 隆-Guitar
曲 目 アストゥリアス‘’伝説‘’
撮影場所 専立寺
協力してくださった皆さん
応援してくださった皆さん 感謝です。
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