スプーンや靴下がなくなる話の続きではありません。今日朝の通勤でいつも車を運転しながら聞くラジオで、チーズの販売停止命令の件が報道されていました。有名ブランドを含む20ブランドのチーズと2ブランドのヨーグルトが、消費者保護監査局から販売即停止を命じられたそうです。ラベルに記載されている情報に偽りがある為です。例えば、100%牛乳使用と記載されているのに、実際は一部植物油脂で補っていたり、正味量が正しくなかったり、「ナチュラルヨーグルト」となっているのに砂糖が添加されていたり、という理由です。国産ブランドだけでなく、DANONEやPHILADELPHIAなどの国際ブランドも含まれています。
私はチーズが好きで、ブルーチーズなども抵抗なく食せるので、チーズは毎週買っています。普段はお酒を飲みませんが、ワインを飲む機会がある時は、チーズがないとワインが飲めないと思うこともあるくらいです。もしワイン飲みだったら、ワインとパリパリのバゲットとチーズとオリーブがあれば、食事はそれで充分なくらいなので、私には地中海の血が流れているのかも、とすら思うこともあります。フレッシュチーズをサラダに混ぜたり、バゲットを半分に切って、トマトソースかチポトレソースを塗った上に、モツァレラチーズをたっぷりおいてトーストするピザパンを、おやつ代わりによく作ったりします。
チーズのクレームといえば2年くらい前に、メキシコでポピュラーなマンチェゴ・チーズが、本場スペインからクレームを受けたこともあります。マンチェゴ・チーズというのは、スペインのラ・マンチャ地方発祥の羊の牛乳で造ったチーズで、私も大好きなチーズです。他の国に住んでいた時は、マンチェゴ・チーズを見つけると嬉しくて時々買っていたのですが、本場スペインからの輸入なので値段が高かったのに、メキシコに来てみたら色んなブランドで安く大量に売られていたのでびっくりしました。が、買ってみたら本場スペインのマンチェゴ・チーズとは全然違う味なので、ただ単に「マンチェゴ」という名前をつけてあるだけのメキシコ産なんだというのは、気が付いてはいました。メキシコ産のパルメザンチーズとかゴーダチーズも、欧州からクレームされたようです。
ヨーグルトは、ギリシャヨーグルトが好きなのですが、私が毎週買っているギリシャヨーグルトは確かに、「ナチュラル」となっているものの、イチゴ味とかではなくただ単に白いだけで、甘いのは確かです。「砂糖抜き」とはっきり書かれていない限り、「ナチュラル」というのは果物系のジャム(本当に果物を使っているかは不明)を混ぜていないだけ、というのは、認識はしています。が、日本のようにみりんで味付けするなど普段の料理に糖分は使っていないし、ジュースなども飲まないので、少しくらいは糖分を補給しておいてもいだろうと思って、買っています。
糖分や塩分の多いパッケージ食品に、べたべた警告シールが貼られるようになったことを、「食品の警告ラベルデビュー」のところで書きましたが、メキシコはこういうところは厳しいですね。多分今日くらいから、販売禁止対象になっていないチーズを皆が買いあさって、チーズ入手が困難になりそうです。。。
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