雨音に気付いて遅く起きた朝は、まだベッドの中で半分眠りたい。
https://www.youtube.com/watch?v=d1JKioaZnlk
ユーミンの12月の雨
今朝午前4時半は静かな雨
午前5時に傘を持って散歩に出かけたが、少し歩くと雨は上がった。
やまばとが頭上をかすめ真正面の電信柱にとまり、 『ホーホワッホホー』と泣いている。
前方からいつもすれ違う夫婦連れが、傘を閉じて歩いている私を見て、空を見上げ、微笑みながら傘をたたんだ。
このお二人は、いつも仲良く幸せそうだ。気持ちを明るくさせてくれる。いつものように爽やかに笑顔で挨拶を交わした。
夕べは、次男が酔ってはしゃぎ過ぎ。饒舌で、まむしのような猛毒を吐いていた。とうとう我慢できなくなって、注意した。
「酒飲みの最低限のマナーは、いくら酔っぱらっても、同席者の気分を害さないこと、気持ちよく飲む酒が一番うまい。」
次男はしきりに反省していた。
長男と次男では全く性格が異なる。長男は、おっとりとしていて、いや、し過ぎていて、大人しい。
片や、弟は、社交的で如才がない。みんなが黙っていても、ずーっと一人で喋っている。足して二で割ると、二人とも標準になると、いつも言っている。
お金や物ではなく、息子たちのこれからの人生を豊かにしてあげられるもの、親として残してやれるものは何なのだろうか、と考えながら散歩をした。
「人生笑ったもの勝ち」という言葉が好きである。
二人とも、せっかくこの世に生を得たのだから、楽しく、豊かで、幸せな人生を歩んでもらいたい。
子供がまだ小さい頃、私は仕事に夢中で、殆ど子育てに参加していなかった。「子供と遊ぶ時間が少な過ぎる」と、よく妻から注意されていた。
後の祭りだが、今となっては、とても反省している。
最近は、「お父さん丸くなったね」と、次男からよく言われる。子供から見て、私は、不機嫌な顔をした怖い父親だったらしい。
今日も、昨日に続き、家族4人でいつものファミレスでモーニングを頼んだ。
すると、なんと次男の豚汁の中から、ストローの細長い包み紙が出てきた。
一瞬みんな仰天したが、4本使ったストローの紙包みが三つしかない。おしゃべりで気付かなかったが、自分で豚汁に落としたんじゃないか。
クレームを付けなくてよかった。みんなで大笑い。
次男は、組織人だった頃の私が使っていたネクタイを何本か持って、12時過ぎの電車で名古屋に帰っていった。
今、家の中は、嵐が過ぎ去ったような静けさだ。また、これからいつもの日常が始まる。
何だかとても寂しい気もするが、頑張れ次男、陰ながら応援しているぞ。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。