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2020/09/28

パソコンがうるさい


 パソコンにはミュート機能があって、いっさいの音を出さないように設定しておける。何らかの作業中に気が散ることを回避したり、あるいは、すぐに使えるように稼働しっぱなしにしている状態では音を出さないというのも選択肢のひとつだ。


物言わぬパソコンなら集中できる

 集中できる環境を得るために、パソコンが音を出さないようにする。ちょっとしたことで鳴る警告音なども出なくなるのでイラッとすることもない。リアルな会議中などに音が出してしまい、周りに迷惑をかけることもなくなる。本当はパソコンにもバイブの機能がほしいくらいだ。

ただ、パソコンが音を出さないと、誰かからの連絡が入ったといった「気づき」が得られなくなる。でも、その気づきは、何か他の機器に委ねればすむ話だ。いうまでもなく、それはスマホがいい。ほとんどの場合四六時中身につけているはずだ。スマホが新着メッセージなどの到着を通知したら、そこでスマホを開くのではなくパソコンを開く。もっともメールの着信を通知するかどうかは悩ましい。1時間に数十通が届くのが日常というのなら通知はあえてなしにしておいたほうが邪魔をされずにすむ。その代わり、1時間に1度といった頻度を決めて、確実に処理すること。在宅勤務などで家族のいるリビングルームでパソコンを使っている場合も音なしパソコンは気が利いている。

 多くのコミュニケーション系アプリは、複数の機器にインストールしておくことができる。目の前に5台の機器があれば、5台ともにほぼ同時にメッセージなどが着信してそれを通知する。そのうちの1台として、スマホを気づきの道具にしておき、気づいたら、そのとき使えるもっとも効率のいい任意の機器で反応すればいいわけだ。

 あるいはいっさいの通知をなしにして、一定時間ごとに巡回するというのもひとつの手だ。それなら自分のペースで作業を進められる。相手と時間を共有するのが絶対というわけではないのだ。

 

LINEのコミュニケーションもパソコンで対応

 メールやオンライン会議系のチャットツールなどは、ほぼ例外なく複数の機器にインストールしておける。だが、LINEのように原則として1台の機器にしかインストールできないものもある。これは困る。目の前にパソコンがあって、自由に使えるキーボードがあるのに、小さなスマホで入力しなければならないのでは、まさに本末転倒だ。それに、万が一、スマホが故障したり、紛失したりといった場合にはお手上げだ。

 かろうじて、LINEブラウザ拡張機能が用意され、ブラウザでトーク等を読み書きできる。Windows 10の標準ブラウザであるEdgeも、Chromeベースなので、この拡張機能を使うことができる。LINEにコミュニケーションの一部を担わせている場合には、使っているパソコンにもインストールしておこう。方法については以前に紹介した通りだ。