風の舞い--モノクロームの水彩画

裸婦デッサンや単純化を目指したイメージスケッチを楽しんでいます。

陰影で暗示的に描く練習

しばらく裸婦がお留守でしたので、少しやってみたいと思います。これは、陰影(明暗)を優先してまったく単純に暗示的に描く練習です。なるべく単純に、それでいてできるならリアル感も出したい練習です。

暗示的な裸婦ドローイング

一二度触ったらそれで終わりの描き方で人体を暗示できるかどうかを試してみます。これはざっとやって乾かぬうちに水で片側だけをぼかしました。

 

暗示的なドローイング

ちょっと上からみた状態です。チャイナドレスを着ているような感じになりました。

この頃テレビで見かける、チャイナドレス風を着た漫画から抜け出てきたみたいな女性が居ますが、あれはなんですかね。冬は寒そうですね。

 

暗示的なドローイング

おまけ。以前にも似たようなのを描きましたが、ぼかしで暗示的に描きました。他愛なさそうに見えますが、如何にもその感じを出すのはそれなりに難しいです。

個人的に思うのですが、実はお尻は人体でも凄く難しく感じます。膨らみとすぼまりが組み合わさっているので意外に複雑です。そして人物裸婦でも後ろ姿はかなり少ないので、腰からお尻周りに移り足に伸びていくラインや陰影を上手く描いている人は案外少ないと思います。しかし私には女性の最も美しい部分であるように感じます。

これはまったく思い浮かべた勝手なポーズを描いています。しかし陰影での描写は、大雑把でも脳内のイメージにかなり近づけることができると思います。

柔らかい鉛筆でも同様のことができます。しかしくっきりとした黒ではないので、私の場合は、普段は絵の具の黒を使っています。今回は墨汁ですが。

では、本日もありがとうございました。