犬たちがウチにやって来た頃、
ネットの情報だけでは不安で、
犬を飼っている同僚や知り合いにもよく相談していました。
当時は結婚していましたが共働きで、
日中は誰も家にいません。
付きっきりで犬たちの相手をしたり、
しつけをできないので、
一番悩まされたのは、トイレトレーニングでした。
そのトイレのしつけで、
知り合いから勧められたけど、
やらなかった方法があります。
それは、「叱ってしつける」ことです。
言葉での説明が通じないのに、「叱る」とは?
↑ぼたんは、この格好で寝てることが多いです。
トイレ以外の場所でおしっこししたときも、
あえて、やらなかったのは、これです。
・おしっこしている最中に叱る・言って聞かす
・おしっこした臭いをかがせて、叱る
年配の知人で、この方法を推す人が何人もいました。
世代でしょうか、ね?
首根っこつかまえて、おしっこの臭い嗅がせて、
言って聞かせてやれば、いいべや
(注:北海道弁です)
それにしても、「言って聞かす」とは。
コマンドとして、「ダメ!」は一応教えてあります。
散歩中に急に飛び出す・・・「ダメ!」
家具をかじる・・・「ダメ!」
その瞬間にやっていた行動をストップさせます。
シンプルな理屈です。
でも、「間違った場所」で「おしっこしちゃった」では、話は複雑なんです。
「ダメ!」とコマンドを発しても、
・おしっこする場所がダメ
・おしっこすることがダメ
どっちなのか、子犬は自分で判断できるでしょうか。
言葉と会話が通じるなら、
言って聞かすこともできますけど、
無理ですからね。
私だって子どもだったら、説明されないと、わからないかもです。
「おしっこすること」自体を禁じられたと勘違いしたら、
最悪です。
人間だってそうですが、
排尿が滞れば、エライ目に合います。
ということで、
トイレトレーニングでは、
「叱る」しつけは、やりませんでした。
トイレは、「ほめる」しつけ
↑クッションに一番乗りしたクロ
我が家のトイレトレーニングでやったのは、
「ほめる」しつけでした。
単純に、
トイレでおしっこしたら、
ご褒美をあげる、です。
失敗した場合は、
声はかけずに、
さっと片付けます。
飼い主は、ポーカーフェイスです。
犬たちは、
あれ、ご褒美は?
という顔をするときもありましたが、
それはスルーです。
平日日中はお留守番で、
夜と土日しか人間はおりませんでしたが、
この方法でトイレは覚えてくれました。
トイレへ行くように、「誘導・促し」は効く
↑茶々1歳の頃
これは、トイレを覚え始めてからのことです。
トイレへ行くように、「誘導・促し」はやりました。
トイレトレーがある少し手前でしゃがむ
私が手を叩いて、「おやつ!おやつ!」と連呼
あ、そうだったとばかりに、トイレへ歩いていく
こんな感じです。
前回のお買い物マラソンで注文してみたのは、これです↓
クロとぼたんに大ヒットでした。
この「トイレトレーへ誘導・促し」は、特にクロに効きました。
しっぽをゆっくり左右に振りながら、
ぼてぼてとトイレ歩いていったものです。
「おやつ」が「おしっこしなさい」のコマンドになったら、
それはちょっと困る。
秘かに心配しましたが、
そんなことはなかったです。
不思議だなあと思います。
日本語がどこまで通じているのか、
今でも謎です。