13.

停滞している幼い記憶は

一体私と関係あるのだろうか

 

ぶつ切りの過去はひどく単純で

そして つながらない

 

昔 転校していった3月生まれのあの子

同じ職場になっても気が付かないだろう

 

来年はスナップエンドウを作りたいというきみに

心を寄せてみて確かめる

この人は愛おしくて

そして私のぶつ切りを知らない

あるいはきみも ぶつ切りなのかもしれない

 

つながらない私というのも これでいいんだろうか

交わらない人生を積み重ねて

人は死に向かうということで それで