以前、NISA口座を別の証券会社へ変更できる時期が来たと書きましたが、実際にやってみたので、具体的な変更のやり方をまとめていきたいと思います。
ちなみに、以前の記事はこちら
NISA口座変更のタイミング
NISA口座の証券会社を変更するにあたって、まず知っておかないといけないルールがあります。
現在所有しているSBI証券のNISA口座で、すでに取引を行っている場合は、楽天証券のNISA口座を使えるのは翌年1月からとなります。年内12月までは、SBI証券のNISA口座で取引ができます。
現在所有しているSBI証券のNISA口座で、取引を行っていない場合、その年に楽天証券のNISA口座を使えるようになります。
ただし、1月~9月の間で手続きを済ませる必要があります。
僕の場合は、すでに取引しているので、来年から楽天証券のNISA口座を利用することができます。
SBI証券から勘定廃止通知書をもらう
最初にやることは、SBI証券から勘定廃止通知書をもらう手続きをすることです。
この勘定廃止通知書は楽天証券で、NISA口座を開設するために必用となります。
SBI証券では、この手続きをWeb上ではできないので、カスタマーサービスセンターへ電話しました。
以下、そのやりとりですが、最初に本人確認がありますが省略します。
あの、NISA口座を他社へ移動したいので、その手続きをお願いします。
承知致しました。お客様宛に手続きに必用な書類をお送り致しますので、内容を記載いただき返送をお願いいたします。手続きが済みましたら、お客様宛へ勘定廃止通知書をご送付させていただきますので、通知書を移動される会社へご提出ください。
わかりました。
何かご質問などございますでしょうか。
念のための確認ですが、手続きをしたあとでも、今年度分の非課税枠の残り分については、12月まで購入することができると思っていいですか。
はい、12月まで購入することが可能です。
翌日・・・・
さっそく、金融商品取業者等変更届出書がとどきました。
内容を確認して、名前と日付を記入するだけの書類でした。
書類を記入し、さらに翌日に投函しました。
書類を投函して、8日後に勘定廃止通知書が届く
SBIから送られてきた記入商品取引業者等変更届出書を投函してから、8日後(6営業日)に勘定廃止通知書が届きました。
楽天証券でNISA口座を開設するときに、この通知書を添付する必用があります。
それにしても、紙の書類で受け渡しとは面倒ですね。
時間も手間もかかりますし、証券会社間で連携してくれとまでは言わないけれど、せめて電子化して欲しいですね。
楽天証券でNISA口座の開設手続きをする
勘定廃止通知書が届いたので、早速楽天証券でNISA口座を開設します。
ちなみに、NISA口座の開設手続きは、下記の流れになります。
- 楽天証券のWebサイトから、NISA口座開設の申込をする
- 楽天証券から口座開設の書類が送られてくるので、書類を記載して返送する。
- 税務署審査
- 口座開設完了
勘定廃止通知書は上記2番の書類を返送する際に添付します。
ちなみに、勘定通知書が届く前に、NISA口座開設の申込をすることができるので、口座開設までの期間を多少短縮できます。
NISA口座開設申込の仕方
では実際に、楽天証券のNISA口座申込をしてみます。
楽天証券へログインし、「NISA つみたてNISA」をクリックします。
そして、今回はSBI証券から楽天証券への変更なので、「NISA口座を他社から変更する」をクリックします。
口座の選択では、「つみたてNISA」をクリックします。
もちらん、一般NISAの場合は、「NISA」をクリックです。
名前、住所、生年月日が正しいことを確認して、「申込む」をクリックします。
はい、これでNISA口座の申込は完了しました。
申込書が届くまで待ちましょう。
楽天証券NISAスターターキット到着(5日後)
Web上で楽天証券NISA口座の開設手続きをしてから、5日後(3営業日後)にNISAスターターキットが到着しました。
NISAスターターキットとは、単にNISA口座開設に当たっての届出書や約款、手続きの説明書の一式になります。
届出書に必要事項を記載し、同封の返信用封筒で返送するだけです。
他社のNISA口座から楽天証券へ変更する場合は、下記の書類を返送します。
- NISA口座開設届出書(今回送られてきた書類)
- 勘定廃止通知書または口座廃止通知書(SBI証券(現在の証券会社)から受領した書類)
- マイナンバー通知届出書(今回送られてきた書類に必要に応じて含まれている)
NISA口座開設届出書
楽天証券でNISA口座を開設するための書類です。
基本事項は印字されているので、訂正がなければチェックをひとつ書くだけで済みます。
訂正がある場合は、二重線を引き訂正印を押印する必用があります。
僕の場合は、訂正事項はありませんでしたので、開設方法として下記中から、Bにチェックを入れるだけで、書類完成です。
- A 他の金融機関を含めてはじめてNISA口座を開設する
- B 他の金融機関のNISA口座から変更する
- C 楽天証券で過去に開設したNISA口座を再設定する
勘定廃止通知書または口座廃止通知書
SBI証券から送付された「勘定廃止通知書」をそのまま同封します。
特に何かを記入することもありません。
マイナンバー通知書
マイナンバー通知書は、楽天証券口座開設時にマイナンバーを提示している場合は、NISAスターターキットには同封されていません。
僕の場合も楽天証券開設時にマイナンバーを提示済みであったため、同封されていませんでした。
楽天証券口座開設時にNISA口座を他社から変更で開設する場合は、同封されていると思いますので、必要事項を記入します。
この書類を送付する必用がある場合、マイナンバーカードまたは通知カードのコピーを添付する必用があります。
書類の返送
NISA口座開設届出書と勘定廃止通知書を、同封の返信用封筒に入れて、その日の内にポストへ投函しました。
マイナンバー通知届出書が必用な場合は、忘れずに同封しましょう。
NISA口座開設完了
書類を返送してから約2週間後に、NISA口座の開設が完了しました。
まとめ
SBI証券のNISA口座を楽天証券への変更は、時間はかかるものの大した手ももなく行えました。
すべての手続きが完了するまで約5週間ほどかかりました。
結構時間がかかるので、NISA口座の変更を考えている人は、早めに行動したほうが良さそうです。
各手続きに要した期間は下記の通りです。
No. | 手続き内容 | 手続き先 | 期間 |
---|---|---|---|
1 | 口座変更手続きの電話をしてから届出書の到着まで | SBI証券 | 2営業日 |
2 | 届出書投函から勘定廃止通知書の到着まで | SBI証券 | 6営業日 |
3 | 楽天証券でNISA口座開設手続きからスターターキットの到着まで | 楽天証券 | 3営業日 |
4 | NISA口座開設届出書投函から口座開設完了まで | 楽天証券 | 11営業日 |
手続きのNo.1とNo.3は同時に行うと、口座開設までの期間を多少ですが短縮できます。
おわり。
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