水溜りに入ったり、枯葉の山にダイブしたり、
散歩は色んな感触を楽しむのも大切なんだね。
やっとこさシッポハウスの庭の工事が始まりました。
その前にご近所に挨拶に行ったんです。
引越しはまだですけど、先に工事します。ということで。
うちが一番若い世代でした。
皆さん気さくで優しい感じで一安心。
一つだけ、不思議な事を聞かれるのです。
氏子になるの?
夫と、氏子って何?って困惑しました。
でも会う人会う人、必ず聞くのですよ。
一人の方にざっくり教えてもらったところ、
この丘自体が史跡になっていて、あちこちに何やら祀られているんですよ。
そして小さな小さなミニチュア神社みたいなのが丘の途中にあるんです。
どうやらこの丘には、昔からこの神社の神様を守る人たちが代々住んでいたようなんです。
その人たちを氏子というそうで。
まあ、寺の檀家みたいなもの?
で、現代では月500円協力金を支払って氏子になるというわけです。
そのお金は神社や周りの木を伐採したり、草刈りする作業費に当てられるそうです。
そんなお金ならいくらでも払いますが、氏子になるかどうかはちょっとね。
夫は、氏子じゃなくて神様ならやるそうです。
私はこういう歴史ある場所に住めるのがとても嬉しい!!
ロマンだわ〜
私は宗教の籍はカトリックで、信じていません。
が、宗教や伝説や歴史が大好きです。
例えば、アイルランドには沢山の神話や伝説があって、それらが今生きている人々の生活の中にこっそりと紛れ込んでいるのがとても面白いのです。
水道を流す時に、「水を流すよ」と一声かける習慣は、家の前を通る妖精が濡れてしまって仕返しをされないためです。
こんな風に、神話や宗教や歴史が今の生活の中に溶けんでいるのは、不思議であり、想像力がメキメキと広がり、わくわくすることなんです。
ちなみに、何故信じていないのにカトリックに籍を置き続けるかというと、
昔々、神父さんに聞いたんです。
「キリストが触れただけで病気が治ったなんて、本当に信じてるの?」って。
そしたらその神父さんは、
「触れたらうつるとか、汚れると恐れて放置する人しかいない中、たった一人恐れずその病人に触れて癒そうとしたその姿が、まるで病気や怪我を治す奇跡のように、当時の人々には見えたのではないですか?」
と答えたのです。
子供だった私は100%納得しました。
そして、これからの時代(差別、偏見、虐めを無くしていく時代)に必要な教えではないかと思うから、アダムとイブは信じていないけど、籍は残しているんです。
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