先生やコーチだって辛いのだ!お受験ママと語る本音のブログ

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塾や学校の先生だって教えるの辛いんだよ?遅くまでの残業は無給の雑務が多すぎる!そろそろ仕事辞めて転職したい教師たちの本音のブログ

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23歳、私大の文系院生です。英語を専攻しており、中学校と高校の教員免許状を持っています。
私は小学生のころから人に教えるのが好きで、将来は先生になろうと決めていました。

 

その目標は大学生になっても変わらなかったので教職課程を取りました。教職課程の先生から「先生として教壇に立つ前に、人に教えるとはどのようなことか、実際に教員という仕事が向いているのかを体験しておくといい」というお話を聞き、学部の3年次から家庭教師を始めました。

 

 

仕事は大学に掲示しているチラシから申し込みました。家庭教師登録をインターネットで行ってからアルバイトを始める方法もあるようですが、大学に掲示されている求人のほうが安全な依頼が来ると思ったので、私は大学経由で申し込みました。

 

個別指導や一斉指導の塾とは違って、相手のお宅に上がり込み、勉強を教えるわけですから、家庭環境がきちんとしているかを事前にチェックするのが大事だと思い、本契約の前に面談を申し込み、家庭環境も良好で生徒さんもやる気があるようでしたのでお受けしました

 

 

家庭教師開始までの流れ

 

私の担当科目は世界史と英語と国語です。そのため、その3教科の学科試験がありました。主指導科目の英語は国立大学の2次試験ほどの難易度、国語と世界史はセンター試験をやや難しくした程度の難易度でした。

 

ただし、センター試験のような択一式の問題ではなく、すべて記述式でした。

 

そのため、国語と世界史に関しては事前の対策(教科書を読みなおす、受験問題を実際に解いてみる)が功を奏しました。

 

面接や一般常識などの試験が課される場合もあるようですが、私の場合、先述の面談でその部分は問題ないと判断されたのでしょう。そのため、面接や一般常識などの試験はありませんでした。

 

しかし、面談の時に、ぜひお宅の生徒さんに勉強を教えたいこと、一緒にステップアップしたいこと、スケジュールは比較的自由に調整可能であることは強調しました。

 

面談の際に依頼者側から、何曜日の何時から何時まで指導できそうか、どの程度の時給を望んでいるかを聞かれました。また、土日など急な依頼にも対応できるかを聞かれました。


私の場合、最初は週2日4コマからスタートし(英語3コマ、国語1コマ)、現在は週4日、11コマ(英語7コマ、国語2コマ、世界史2コマ)を担当しています。


私の場合、1コマ(90分)3000円~4000円でお受けしています。

 

時給以外にも家庭によっては夏や冬、受験の後などボーナスが支給されることがあり、ボーナスが支給されたときはとてもうれしかったです

 

教材と教え方のコツ

教材は生徒さんの気質、学年、求めていることによって変更しています。
生徒は大きく3つのパターンに分かれます。

 

難しい問題を解き続けたほうがモチベーションを保てる子、学校の授業内容に沿ってほしい子、簡単な問題を解き続けたい子です。難しい問題を解き続けたい子にはその子の実力よりも1ランク上の問題を与えます。

 

しかし、彼らは基礎があやふやになっている、分かったつもりになっていることも多く、その場合には、基礎をもう一度固めなおします。

 

学校に沿ってやってほしい子であれば授業の進度を綿密に聞き取り、学校の内容から外れないようにします。

 

易しい問題を解き続けたい子は得てしてその科目に対して苦手意識がありますから、基礎的な問題を解かせ続けることで小さな成功体験を積み上げさせると同時に基礎を盤石にします。


学年による指導の違いですが、私の場合、高校2年の夏前までは基礎の習熟に努めます。

 

秋以降、受験を見据え、応用問題に取り組み、3年次は実際の受験問題(生徒の志望校およびそれと同レベルの大学、もしくは似たような問題を出す大学)の問題を解き、実践力を養います。

 

 

教えてみて大変だったこと

案外、基礎がおざなりになっている生徒さんが多く、やる気はあるのですが、実力が伴っていないというケースが散見されます。そのような場合、一番大事なのは、生徒に理想と現実のギャップを認識させることです。

 

これは生徒のプライドや自信を傷つけてしまう可能性もあるので慎重に言葉を選びながら、それでいて的確に伝える必要があるため、かなり難しいです。


次に難しいのは生徒の志望校と親の志望校が異なる場合です。

 

得てして親は本人の希望よりも偏差地帯の高い大学を望みます。この場合まずは家庭内でじっくり話し合ってもらい、解決を図ります。

 

しかし、なかなか難しい場合には家庭教師が間に入ることもあります。この場合、どちらも納得できるような折衷案を求められることが多く、神経をすり減らします。


また、生徒さんは前回理解したはずのところを忘れている場合が多く、その時は手際よく復讐をし、本来の予定の単元まで進まなければならず、非常に焦ります。そのため、私の場合は隔週くらいの頻度で小テストを行います。そうすると生徒さんも事前に復習と記憶の定着ができるのでお勧めです。


そして意外と多いのが、定期テスト前、受験前の急な呼び出しです。こちらに何も予定がなければいいのですが、大学院の試験、レポート提出時期とかぶっていると時間の工面に苦労します。

 

しかし、一度受けた以来ですので私は極力伺うようにしていますし、その義務があると思います。


そして家庭教師をやっていて最大の喜びは自分の指導で生徒さんの点数が上がったり、志望校に合格できた時です。この時の「ありがとうございます。」は何物にも代えがたいです。

 

 

今後家庭教師にチャレンジしたい方へ

 

えるのが好き、将来教師を目指しているという方には家庭教師をやってみることをお勧めします。

 

実際にやってみると教えることの難しさ、自分の知識の不足に気づくことができます。一方で、お金の目がくらんで家庭教師を志すのはお勧めしません。確かに額面はいいのですが、予習復習などでかなり時間を使うので時給を労働時間で割ると、額面よりもかなり低く出ることがあり、お金目当てでは心が折れます。


また、家庭教師をやるにあたって「間違えたことを教えない」という姿勢が大事です。

 

意外と私の言ったことを覚えている生徒さんが多く、間違えた情報ほど、生徒さんが鮮明に覚えてしまう傾向にあります。

 

そのため、知識があやふやな場合は知ったかぶりをせずに、「次回までに調べて答えるね」と言っておくのが大事です。

 

間違ったこと教えてしまうと、生徒さんとの信頼関係にも傷がつく可能性がありますし、それが合格に直結する大事な1問である可能性も否定できません。


大変なこともたくさんありますが、教えるのが好きで責任感の強い方には家庭教師をお勧めします。