これまでの治療のふりかえりと反省点~タイミング法から顕微受精まで~

不妊治療

わたしが今まで行ってきた不妊治療について振り返ってみようと思います。

やったこと、できなかったこと、反省点についてもつづっています。

タラレバですが、これをやっておけばよかった、ああしておけばよかったと思うことをまとめています。

タイミング法(27歳後半から28歳まで)

カバーアート
ルナルナさんより

結婚してから半年くらいは、自己流タイミング法(ルナルナアプリ)をやっていました。

ですが結果が出ず、検査もかねて、不妊治療クリニックデビューをしました。

<やった検査>
・卵管造影検査⇒問題なし
・エコー検査⇒右卵巣にチョコレート嚢胞あり、子宮内膜症と診断

AMH検査や甲状腺ホルモン検査は、クリニックでやっておらず、異常に気づけずじまいでした。

<やった治療>
~最初半年~
卵胞の大きさと黄体ホルモンを検査しながら、タイミングを取る日をアドバイス。
薬や注射はナシ。
排卵後は排卵したかのチェックと、判定日には尿検査。

~後半半年~
内服薬と注射を加えたタイミング療法にステップアップ。
生理3日目から排卵誘発剤のクロミッドを飲み、排卵前にhCG注射薬にて排卵を促し、排卵が確認された後、黄体ホルモンのお薬を飲んでいました。

<反省点>
子宮内膜症が分かった時点で、もう少し危機感を持って治療に望むべきだったかな。
実績のあるクリニックへ転院するか、ステップアップを希望するかすればよかったなと思います。

このタイミング法をやっているときは、毎日の基礎体温の計測が、めんどうで仕方がありませんでした。
朝起きてボーっとしてる中、枕元の体温計を探して、口にくわえて、1分くらい待つっていう。
何度二度寝しちゃったことか。

基礎体温を計る女性のイラスト

人工受精(29歳)

クリニックを転院し、体外受精・顕微受精もできる不妊治療クリニックへ。

<やった検査>
・AMH検査⇒AMH1.09、超低AMH!泣
・甲状腺ホルモンTSH⇒やや高値。チラージン薬を少量スタート。
・精子濃度が基準値の1/10~1/2くらい(日によってばらつきあり)

甲状腺ホルモンは、妊娠するには少し高いくらいと言われ、詳しい検査まではしておらず、橋本病に気づけませんでした。

<治療方針>
低AMHと夫の精子少のため、人工受精は3回トライしてダメなら、体外受精もしくは顕微受精へ。

<人工受精の治療>
人工受精の治療は、ほとんどタイミング法と同じ。
卵胞の大きさチェックと、ホルモンの検査、クロミッドの内服、hCGの注射。
ちがうのは、排卵日前日に、精子たちを子宮にお迎えすること。

<反省点>
低AMHが分かった時点で、顕微受精へ進んでもよかったのかなと、今は思えます。
当時は、29歳、まだその決断がこわくてできませんでした。

顕微受精(30歳)

ついに、体外受精・顕微受精の世界へ。
自分としてはもっと早くに妊娠する予定だったんですけどね。
人工受精をやってたクリニックでステップアップです。

<治療方針>
低AMHと精子濃度の問題から、体外より顕微の方が受精率UPするから顕微で行きましょう。

ですが、仕事の忙しさや、不妊治療への理解の無さから、1年で2回しか顕微受精できませんでした。

<顕微受精の治療>
2回とも、高刺激のアンタゴニスト法。
生理3日目からゴナールFによる自己注射を毎日続け、その間何度か来院して卵胞チェックとホルモン検査をやります。
卵胞がある程度大きくなったら、アンタゴニスト注射で排卵を抑え、卵が育ったら、排卵ささせる注射hCGを行います。

採卵は局所麻酔のみ(膣の針を刺すところにスプレーする)だったので、痛みがすごいのなんのって。チョコレート嚢胞がある右卵巣は激痛でした。
なので、2回の顕微受精とも、とれる卵は4個、受精卵1個という結果に。

凍結胚による4細胞期での移植でしたが、着床せずでした。

<反省点>
今知識がついた段階で分かることですが、
低AMHの卵巣機能が低いわたしに、高刺激はあまり期待できなかったのでは、と思います。高刺激のわりに取れる卵の数が少なかったし。
当時は、仕事との両立をがんばっていたため、排卵日のコントロールがしやすいアンタゴニスト法をおすすめされたままやっていました。

有名な高度不妊治療専門クリニックへ転院(34~36歳)

夫の海外転勤を経て、日本帰国後、治療を再開しました。

説明会に参加して、名古屋の浅田レディースクリニックに通うことにしました。

<新たにやった検査>
・感染症検査(肝炎系、梅毒、エイズ、クラミジア)
・ホルモン検査(FSH,LH,テストステロン)
・AMH
・甲状腺ホルモン(TSH,FT4、TPO抗体)
・精子不動化抗体検査ー精子を異物として攻撃する抗体を持っているかの検査。
・風疹抗体
・血液型
・抗核抗体検査ー異常受精してしまう、不育症の原因検査。
・抗CL・β2GPI抗体検査ー抗リン脂質抗体症候群の原因検査。不育症の原因。

たくさんやりました。
さすが、ちゃんとしたクリニックだなと思いました。
最初に行う不妊の原因究明が、その後の治療を大きく変えますからね。

<治療方針>
低AMHと精子濃度低いことから、クロミフェンによる低刺激で、顕微受精後、凍結胚移植。

<治療内容>
クロミッドとジュリナのお薬を生理2日~採卵2前まで服用、卵胞を育てるためHMG注射を適宜打つという内容。排卵前にHCG注射で排卵を起こします。

採卵は全身麻酔で行われ、安心して望めました。

卵も7個や10個取れるときもあり、受精卵も4個や5個でき、自分に合う卵巣刺激だと思いました。

先生より、「卵巣予備能が低い方はとれる卵が少ないので、低刺激で大事に育てるのが一般的なので、クロミフェン刺激一択です」と言われました。

今までの顕微受精2回はなんだったんだ~と叫びたくなりました。

<浅田レディースクリニックで行った採卵、移植回数>
・採卵:7回(取れる卵が少ないため採卵数は多めです)
・移植:7回

<反省点>
刺激法は自分に合っていましたが、わたしの染色体に構造異常があると分かるまで、1年半、顕微受精~移植を続けていました。
流産2回目で判明しました。
染色体検査をもっと早く受けることができたら、着床前診断がもっと早くできていたら、と今でも思っています。

自己流タイミング法、タイミング法、人工受精、顕微受精までをまとめました。

今までの治療をふりかえってみて改めて思いますが、やっぱり治療歴長いですね。

ほんとうにここまで不妊治療を長く深くやるとは思っていませんでした。

3つのクリニックを経験していますが、クリニックによって治療方針は本当に様々でした。

自分の体の問題に合わせた治療法に出会えるまで時間がかかりました。

長くなったので、次回は着床前診断からをまとめていきます。

どなたかの参考になればうれしいです。



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