ぺピートがクリスマスツリー
を準備していた日
私は年末恒例のタンス断捨離を
してました。
毎年、長く着なかった服や、靴
体型の変化で着られなくなった服
等を纏めて処分するというもの。
処分と言うよりは、私より体型が細い
若者社員にあげるのですが・・・。
時々ブランド物とか入っているので、
スリム若者社員は結構これを楽しみ
にしているらしいです。
この国で好きになった物の1つに
『グアヤベラ』があります。
日本ではキューバシャツとかいうのかな
何年か前にユカタン半島を旅した時、
市場で購入したのが最初。
フォーマル(麻製)、カジュアル(綿製)、
織りとか刺繍とかに凝っていて、
気候に会っているのか、着心地が
とても良いんです。
何といっても崩れた体型カバー力が凄い
しかも、高級ホテルにも着て行け
ちゃう位、フォーマルなシャツと
して認識されてます。
https://es.wikipedia.org/wiki/Guayabera
でも、ぺピートの認識としては
“田舎のオッサンが着る服”らしく、
一着も持ってなかったとの事。
微塵の疑いもなく、田舎のオッサンですけどね。
昨年南部の州に旅行した時の会話
私
“うわっ!グアヤベラ専門店だ!
ぺピート!ちょっと入ってみるよ!”
ぺピート
“また買うの~?沢山持ってるじゃん”
私
“自国の伝統衣装を軽視するのか!
コレクションに無いフォーマルなの
が欲しいの!”
ぺピート
“ふ~ん”
私
“ねえ、ちょっと見て!”
ん?
振り返るが、ぺピートが居ない
店内を探すと奥の一角で
ぺピート発見
私
“なに? どうかした?”
棚の一点を見つめ、動かないぺピート
私
“聞こえてる? どうしたの?”
ぺピート
“このグアヤベラ超カッコいい・・・”
ぺピート動かず
私
“嫌いだとか言ってたじゃん”
“でも、確かにカッコいいわ”
特にレース織りの部分が細かい。
おそらくハンドメイド。
私
“で? いくらするのさ?”
“げっ! 結構する・・・。”
普通にブランド物のシャツが3枚以上買える値段でした。
ぺピート
“カッコいい・・・ 超カッコいい・・・。”
その場から一歩も動かず、分かりやすい奴め
私、
“羽織ってみれば?”
ぺピート
“うん、試してみる”
まあ、さすがメキシコ人(中年)
良く似合ってましたわ。
私
“誕生日プレゼント前倒ししたろか?
こういうもんは出会った時に買っと
かないと二度と出会えないから”
ぺピート
“本当?”
本当に嬉しかったんでしょうね、眼がウルウル
という事で、
この国の民族衣装とも言えるシャツを
外国人の彼氏からプレゼントされた
ぺピートでした。
これがその旅行で着ていた私のお気に入り。
100%麻でフロントのレース部のスケ感が
凄くいい感じなんです。
どうやら、フィリピンが発祥の地らしく、
同じくスペインの植民地だったメキシコ
中南米を経てカリブ諸国にも広まった
らしいです。
まだ、一緒に揃って着た事は無いの
ですが、年末のバケーションにでも
着てみますかね。
ぺピートに捨てられた日には、
日本でグアヤベラ屋でもやります。
日本には冬があるのに夏物一本
勝負の商売ってどうなんでしょう
とりあえずのクリックを