ミニバスチーム練習と個人練習は分ける時代/超情報化社会のバスケチーム運営バスケットボールU12

運営と登録

ミニバスだけでなく育成年代のバスケ環境にとってコーチ、プレーヤー、父母と一緒に考えたいチームと個人の練習についての記事。

ゼロケンです

今回はミニバスコーチを長くしていた私が考えている事、バスケにおいてミニバスだけでなく育成年代にとっても起こっている今日の超情報化社会。

バスケの超情報化社会の中でチームの活動だけではもはや処理しきれない技術と情報が存在する。時間的にチームとしての練習、個人としての練習は切り離して考えないといけない時代になっているという事をお伝えさせていただきます。

少しショッキングな内容かもしれませんが今回コチラをご覧頂く事で

1:一昔前と日本の社会そのものが変わっている
2:バスケ環境も確実に変わっている
3:育成年代のプレーヤーや父母はどうしていくべきなのか

がわかりますので是非最後までご覧ください。

スポンサーリンク

バスケも超情報化社会の真っただ中

巷でもよく耳にすると思いますが
「最近の選手は個人技能が素晴らしい。どんどんレベルが上がっている」

この事はとても素晴らしいことであり要因はたくさんあります。

・Bリーグが発足しバスケがより身近になっている
・NBAのプレーが手軽に目に入るようになっている
・レッスンや練習動画がSNSやメディアで沢山上げられている
・JBA日本協会も育成に本気になっておりコーチにも良質な情報が下りてくる

他にもさまざまあると思いますが一言で言えばバスケも超情報化社会となっています。
スマホやネットを使った現代社会と同様です。

大前提ですが「とても素晴らしいこと」です!!

この情報化社会の中で書籍はもちろんネットやSNSで情報も溢れかえるような状況です。STAYHOMEでこの流れはさらに加速しています。
誰もが手軽に高度な技術に触れることができるのです。

スポンサーリンク

チーム活動だけでは処理しきれない

ここで極論を言ってしまいますが
指導する側が全ての情報を収集し処理をしてチームに反映させていける情報の量ではなくなっています。
具体的に言うと

ミニバス、バスケはチームスポーツであり
チーム練習はチームを作り上げるための時間に使われなければいけない。
このため個人の技術取得のための時間は必然的に限られてしまう

となります。

指導者なのに個人技能教えないのか!!

とお叱りを受けてしまうかもしれませんが

素晴らしい個人練習がたくさん情報として出てきている中でこれらをチームの練習の中で処理していくような時間が取れない。それほどバスケは技術があり奥の深いものです。

最低限必要な個人技能はチームで教えるが、完全に習得させるには時間が必要でその時間はチーム練習の中では確保できない。

つまり個人スキルは練習以外の時間を作り身につけるか、チームとは別のスクールやレッスンで身につけていくのが必要になってくる。
スクールやレッスンでは当然月謝が発生するのでチーム内の活動費とは別に個人の技術の取得のための費用を発生させなければならない。

となります。

スポンサーリンク

一昔前は違います

一昔前はそういった考えもありませんでした。
私も違う考えでした。

練習は全てチームで1から10まで指導者が教えることが当たり前。
バスケに関するすべての情報は指導者から与えられプレーヤーはそれがバスケットの全てになる。
だから指導者も常に真剣でありバスケの研修に励み責任を持つ。

その分指導者の権力や権威も絶大で時に暴言や暴力も思うがままにできてしまう。
というような状況になってしまったと思います。

ミニバスを取り巻く現状

ミニバスに関してですが一昔前は極端なチーム強化を避けるため

・いわゆる4校ルール
・移籍の禁止

などがありましたがそれも現在は無くなりました。
理由があればとJBA日本協会の前置きはあるのですが実質的に自由に移籍ができるようになりました。

これからはプレイヤーが家族がチームを選べる時代になったということです。

チーム内の問題やハラスメントを抱えておられる方はこちらの記事も参考にされてください。

スポンサーリンク

チームの練習はチームで

先ほどもお伝えしましたが、チームそのものも1から10までそのプレイヤーの全てを抱え込むというような時代ではないと思っていただきたいのです。

大前提で指導する側も真剣です。
ですがこの情報化社会はチーム戦術にも当然起こっており、チーム練習を処理することにたくさんの時間を必要としています。そうしてより良いチームとして戦っていきたいと願っています。

バスケは習慣のスポーツと言われていますからチームをまとめ上げるための練習にチーム練習は優先されなければいけない。
個人技能の練習は優先できないことを理解しないといけない。

結論としてそれだけバスケは奥が深く
チーム内で全て処理し活動していくというのには限界がある。
プレイヤーや父母も全てをチームに任せておけば良いという考えはもはや時代遅れであると思います。

スポンサーリンク

具体的なアクション

ヨーロッパで主流のクラブチームは学校や部活とはつながりのない組織です。
チーム内の複数のコーチが指導で給料をもらい生活をしています。
求めてくる側も対価を払うわけですから対価に見合った成果を得たいと思います。

それが個人スキルなのであれば個人スキルを身につけるコースが用意されています。

日本でも増えています

日本でもバスケのスクールやクラブチームはたくさんできています。
その中には個人スキルの取得に関するものもあります。

こういった存在が今後増えてくると思っています。
「個人スキルはスクールで」といった事が数年後はスタンダードになってきますのでミニバスプレーヤーや父母、中高の育成年代の方々の認識もアップグレードしていってくださいね。

スポンサーリンク

チームスポーツのバスケ

それでは今いるチームに所属する意義はあるのですか?
と思われる方もおられると思います。

バスケは奥の深いスポーツです。
チームスポーツの素晴らしさはチーム活動でしか味わえません!

チームの一員として所属しその中で起こるチームの団結、思いやりの心、リーダーシップ、チームとしての伝統歴史など学ぶ中で個人が成長する。
チームスポーツの醍醐味はここが核心部分です。

チームの結果を出せるのかどうかも面白いように「いかにまとまっているか!」で結果が出ます。

個人プレーだけを優先するプレイヤーは後々成長できません。

アスリートとして個人で鍛えていく部分と
チームとして組織の強化を図っていく部分は
時間的に分けざるをえない

コチラが私の考える今後の育成年代のバスケ環境のスタンダードです。

スポンサーリンク

チーム練習とスキル練習まとめ

いかがでしたか。
時代の変化のスピードはものすごいですね。
スマホ持っていないと何となく不安にまでなってしまう世の中。ムズムズしてきます(*´Д`)
バスケも情報化社会の真っただ中です。

プレーヤも父母もコーチも頻繁にアップデートが必要です。
覚悟があれば大丈夫です。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

タイトルとURLをコピーしました