今日は人間関係を整理するつもりで、長い長い文章で自分の人生を語ります。
甘い大学生だった
大学3年生の夏休み、台北人の友達が「一緒に台北のデパートの物産展でバイドしよう。うちで泊まっていいよ」って誘われました。
10年前の台湾では外国語を練習したいなら、やっぱり台北。
両親と相談してから、お父さんは「友達の家で泊まってはだめ。でも、台北のおばちゃんと相談してみる」と言いました。
結局、あまり会ったことのないおばさんの家に泊まることにしました。
おばさんはお父さんの妹で、女優に負けずかなりの美人です。それに、台北のすごい所に住んでいるので、正直憧れました。
でも、憧れるより人に迷惑をかけた気分が強かったので、不安でした。
幸いに、おばちゃんの一家はとてもやさしかったです。
そして、何でも教えてくれて視野を広めた貴重な経験だと思います。
でも、おばさんとお母さんは、お互いに敵です。
むしろ、お母さんはお父さんの実家とお互いに大嫌いです。
両親は何も教えてくれないので、理由がわかりませんでしたが、お母さんも、おばさんも私にやさしいですから、必ず誤解があったからだと思いました。
私は誤解を解きたかったので、まずおばさんの前で一番いい自分を見せて、信頼を得て、おばさん側の事情を理解すれば、必ずヒントがあると思いました。
確かに、おばさんの信頼を得ましたが、結果的には大失敗。
頑張っても叶わないこともあり
その夏でわかったことは、ただ一つ。
おばさんはお母さんのことを嫌いじゃなくて、見下しています。
「お母さんはこんなにブサイクなのに、あなたのような子供を産んだのはラッキーだね。いや、わが家の血を持っているからね。ほら、あなたのこことここは私とそっくりだろう?でも残念だね。お母さんの血が混ざってるせい、本物の美人になれないね。」
「おばさんは特別ですよ。私はどうしてもおばさんのような美人になれませんね。でも、母の目がきれいですよ。私は母の二重が憧れていますが、父のせいで細い目になってしまいましたね。」
お母さんはブサイクではありませんよ。
お母さんは顔が小さくて、目がきれい、体の線も華奢で、そして、「人とは比べない。人をからかわない。人を傷つけてはだめ。」と教えてくれる素敵な笑顔を持っている女性です。
私は心が痛くても、笑顔のままでなるべく教養のある返事を答えました。
今振り返ると、その時点では諦めるべきですが、その後はまた5年くらい頑張りました。
褒められると「母がいつもそう教えてくれましたからね」って返事して、母のいい所を見せたかったです。
でも、ある日、自分のフェースブックで記事をアップして、おばさんは「あなたのお母さんのようなブサイクじゃなくてよかったね♥」のようなコメントをつけました。
誰でも見えるコメントなので、私はなるべく人の視線を意識して、お互いに気まずくない返事をしましたが、後悔でした。
最初から「お母さんの悪口を言わないでください」と言えばよかったのに。
お母さんは、こんな人とは仲良くすることはありえません。
本当に、余計なお世話だったね私。
距離を置きました
それ以来、おばさんとの連絡は季節の挨拶くらいになりました。
その後のある日、お父さんの実家にいる時に、お父さんの兄夫婦が孫の前に息子の嫁の悪口を言うシーンを見て、思い出しました。
幼児園の頃、私はシャイでしたから、お父さんの実家にいると喋りませんでした。
たぶんそのせいで、お父さんの家族は私が喋れないと思って、私を膝の上に座らせて楽しくお母さんの悪口を言いました。
お父さんが用事で出かけたらすぐに始まった悪口大会でした。
その夜、風呂ですべてお母さんに教えました。
お母さんは黙って聞いて、お父さんにも教えなかったみたいです。
だから、
「叔父さんたちを止めた方がいいと思うね。せめて、子供の前でお母さんの悪口を言わないでほしい。」
「またそういうことをやったか?いつも止めていたのに。まったく!」
「アハハ。簡単に治れないね。子供の頃からいつもそうだったもん。」
「あれ?何のこと?」
「知らないの?」
幼児園の頃のその話をお父さんに教えたら、お父さんは驚きました。
お父さんは妻が家族と仲良くないと知って、結婚式など重要なこと以外にはなるべく自分で実家に戻ってたけど、実際の状況ははっきりわからなさそうです。
両親は大人の事情で子供の価値観や感情を影響しないように、隠していましたが、結局自分の兄弟で台無しにしてしまいました。
私は、ついでにおばさんの暴言もお父さんに教えました。
「おばさん一家のやさしさに感謝しているが、やっぱりママの味方でいたい。パパの大事な家族だと知っているから、私もパパの味方として、相手が困る時には協力するけど、それ以外はもう関わりたくない。」
決意したきっかけ
それから何年間経ったのでしょう?
私はお父さんの実家にはもう行きません。むしろ、行ってもいいよと思いますが、お父さんは必要がないと言ってくれました。
正直、ありがたいです。
両親の立場を両立するために、脳力全開で対応しないとだめです。
先日、おばさんの息子が結婚したので、お祝いに行きましたが、おばさんにまた「お母さんの悪口だけど、あのね......」と言われた時、30代になった私はようやく「アハハ。やめてくださいよ。人のお母さんの悪口なんて、言わないでくださいね♥」と言えました。
私、大人になりましたから、対応法を学びましたよ
まぁ、帰宅してからやっぱり猫についての暴言で一週間くらいに夜が眠れなくて泣いたばかりでしたが。
ようやく落ち着いて今日は、おばさんからのメッセージ。
「今度来ると、お土産は〇〇でお願い。これは絶対に今回買ってきたお土産より美味しいと思うから。あなた今回持ってきたお土産が好みじゃないね♥」
「はい、了解♥」
正直、おばさんの性格では、これくらいの会話は慣れたけど、なぜか決意したきっかけになりました。
やっぱり、自分を勘弁した方がいいですね。
今までお世話になってありがとうございました。
でも、もう行きません。
困る時にはなるべく協力しますが、特に事情はないなら、これでいいです。
中国語では「相見不如懷念(シャン・ジェン・ブ・ル・ファイ・ネン)」という言葉があります。
それは「いい思い出を一緒に作った人には常に懐かしいねぇ、会いたいねぇという気分をもっていますが、本当に会ったらいい思い出が破壊されてしまうので、そのいい思い出を抱いて会わない方がいい」という意味です。
一件落着した気分で長い文章を書いてすみません。
でも、すっきりしました。