1月は〇〇禁止!

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1月は禁酒の月

フィンランド1月になると誰からともなく言い始めるアレがあります。
それが、”Tipaton tammikuu” =禁酒の1月
調べてみると、これは諺や言い回しではなく1940年代から始まった一種のキャンペーンのようなものが今も引き続いて言われているみたいです。
1942年にフィンランドの議会の議長Väinö Hakkilaが1月の過ごし方として提案をしたのがそもそもの始まりなようです。

参考元

Tipaton tammikuu 文法解説

Tipaton   tammikuu
ティパトン タンミクー

直訳すると Tipaton: 滴のない
Tammikuu:1月

Tipaton はTippaが変化した形になります。フィンランド語はtonをつけると〇〇が無いという表現の仕方ができます。例 お金がない ”Raha”(お金)+ton= Rahaton
なので、tippa(滴)にton=滴がない という意味になります。

なぜTippaのppが一つ消えるのかというと
フィンランド語の文法の決まりでasteluvaihtelu(子音階梯交替)に則ってpが一つ消えることになります。これについてはまた別で記事を出したいと思います。
このtipatonなんとですね、最近のネットのフィンランド語からフィンランド語の辞書(要するに広辞苑)に新しい語彙として追加されています。その意味を見ると
Tipaton:sellainen, jonka aikana henkilö ei käytä alkoholia
訳)人物がアルコールを飲まない期間を指す
となっています。 つまりこの1940年代に始まったキャンペーンが長く続いて新しい言葉として認識されたということですね!
Tammikuu は1月ですね。文法解説の使用もないのですがせっかくなので、解説をしてみます。
tammi ヨーロッパナラという広葉樹です。どんぐりを秋ごろにつけるようです。
Kuuは月という意味があります。調べてみたのですが、ヨーロッパナラは1月に生えてくるものでもなく、なぜヨーロッパナラの月で1月になるのかは分からずじまいでした。

おまけ

年末年始にフィンランドも日本と同じように次の年の抱負について話たりします。
その時にこのTipaton tammikuuが上げられたりします。

Instagramの投稿で抱負についての投稿があるので是非それも参考にしてみてください!

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