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今日で35歳になる。

 

 

 

アラフォーって何歳から?

 

 

 

とにかく「35」の数字が表わす通り、

アラサーとも、アラフォーともとれる、

ちょうど真ん中の年齢がやってきた。

 

 

 

「アラサーとアラフォーに

両側から引っ張られている。

まるで人気者のような気持ちだよ」

とつぶやいたのが今朝のこと。

 

 

 

これが35歳初の独り言だなんて、

本当にこんなことで良いのだろうか?

 

 

 

 

 コンビニで成人誌を

未だにチラ見しちゃうところは、

まだまだ子どもだなー、とも思う。

 

 

 

その一方。

ただのエロ本を、

「成人誌」ともっともらしい言葉によって

お茶を濁せるようになったことは、

なんだか大人になったなあと実感する。

 

 

 

 

 

それはそうと、今日はせっかくの誕生日。

 

 

 

 

やはりここは、

自分を産んでくれた「母」のことを

書くのが筋かなと思い、

今パソコンに向かっている。

 

 

 

 

母の名前は、まりこ。

「万理子」と書いて、まりこだ。

 

 

 

念のため言っておく。


「万の理由を持つ子」

とは書くが、

決して

ワケアリの子ではない。

 

 

 

さらに言えば、彼女の父親は、

何を隠そう、あの古本屋のじいちゃんだ。

 

 

 

 

 

 

そんな、まりこの人物像を

端的に表現すると、

「ピュアな人」と書くのが、

最もしっくりくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何年か前に一緒に車で移動していた時のことだ。

僕が運転をし、彼女が助手席に座っていた。

 

 

 

しばらく走ったところで、まりこが騒ぎ始めた。

「今日の月はきれいすぎるわ!」と騒ぎ始めた。

 

 

 

「見て! とにかく見て!」とも言う。

 

 

 

「運転中の僕に?」という理論は

ここでは通用しない。

 

 

なぜなら、まりこはピュアだから。

どんな理論武装も、ピュアを前にしては、

なんの意味も為さないのだ。

 

 

 

 

 現状を打破する方法はひとつ。

 

 

 

そう。彼女の言う通りにすること。

 

 

 

後ろに車がいないことを確認し、

ほんの一瞬だけ、

助手席の窓の向こうの夜空へと、顔を向けた。

 

 

 

 

 

なんたること。


「あれ?おたく、

昨日まで

新月やってました?」

と聞きたくなるほど超薄型ムーンだった。

 

 

ここがヤマダ電機なら、

最新型に位置づけられるほどの超薄型だ。

 

 

 

一瞬、月どこ?と探したレベル。

 

 

 

それを「きれいすぎる!」と

表現するまりこ。

 

 

 

満月を見たら、

その美しさに驚きふためき、

死ぬんじゃないかと心配になった。

 

 

 

そんなまりこも

さすがはあのじいちゃんの娘だなと

思うシーンもたくさんあって。

 

 

 

 

例えばこれは3つ上の姉が

失恋して帰ってきた夜のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティッシュが枯れるほど泣き崩れる姉に、

まりこはこんな言葉をかけていた。

 

 

 

「失恋した分だけ、

人の痛みが

分かる人になれるの。

だから、今日のあなたは

昨日より

優しくなれたってことよ」

 

 

 

もちろんそんな言葉で姉の涙が

止まることはなかった。

 


だけどあの瞬間、

少しだけ姉の涙があたたかくなった気がした。

いや、気のせいじゃないはず。

 


悲しさの中に少しだけ

ぬくもりが混じったんだと思う。

 

 

 

母は、ピュアすぎる故に

きっと人生の中で、

たくさん傷ついてきたんだろう。

 

 

だからこそ、かけられた言葉なのかな、

と思うと、やはり母の言う

「痛みの分だけ優しくなれる」は

本当かもしれない。

 

 

なんだか、母のことをこんなにも褒めると

恥ずかしくもなってきた。

 

 

 

そこで、いよいよ起承転結の「結」のパートに

むりやり突入させたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 






 

 

オカン、産んでくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

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