week10のラムズ対シーホークス戦を振り返ります。今回は第1弾です。
この試合の展望はこちら。
スタッツ
スタッツを見て思ったことを箇条書きで書いていきます。
・QBレーティングに大きな差
ウィルソンはタッチダウンパスが無かった上に、2インターセプトの影響でQBレーティングがかなり低いです。ゴフはまずまずです。
・メットカーフを抑えた
前の試合でも100ヤード以上稼いでいたメットカーフを僅か2キャッチの28ヤードに抑えました。これはシンプルにスゴいです。
・ウィルソンにプレッシャーを掛けた
チーム全体で6サックとDLの活躍が光りました。ドナルドにサックはありませんでしたが、フロイドが3サックと補強が当たっています。そして、新人のルイスも2サックと良かったです。
・ラムズオフェンスはシーホークスのCBリードの所を突いた
リードはラムズ戦ではソロで10タックル、今日のカーディナルス戦でもソロで9タックルを記録しています。CBでソロタックルが多いというのはその分パスを投げられているということで、彼の所を狙われているということになります。
・やはりアダムスには要注意
この試合でシーホークスはチーム全体で3サックを記録しましたが、そのうちの2サックをアダムスが記録しています。シーホークスとは今シーズンもう一度対戦しますから、その時は注意したいポイントです。
プレー分析
私が重要だと思うプレーや面白いと思うプレーを分析します。下の動画を参照してください。『0:03~』などは動画の中でプレーが始まる時間を表しています。今回はNHKの放送も見たので、それも参考にしていきます。今回は前半です。
0:03~
ラムズのオフェンスの3rdダウン2ヤードの場面。シーホークスのディフェンスは当然1stダウン更新を防ごうとして来ます。ここで画面の上の方のマッチアップではWRとCBの距離が空いているのに対して、下の方では空いておらず、いわゆるタイトなカバーをしています。そのため、下のマッチアップの所では、CBがWRにあっさり抜かれる可能性も高くなります。そこで、WRはCBを外からまくるようなムーブをして、CBは抜かれないように下がろうとします。すると、WRはそれを逆手にとって、少し戻りフリーになってパスをキャッチしました。
0:12~
次のプレー。プレーアクションからのパスです。ここは37番のSディグスがカップに背中を向けたことでカップへのカバーが緩くなり、フリーになったようです。
0:25~
レッドゾーン内の3rdダウン4ヤードの場面ですが、パス失敗となりました。ランの可能性がなく、シーホークスは5人でのラッシュをして来ます。ラムズのOLはこれに耐えることができず、ゴフは仕方なくパスを投げますが、パス失敗。レシーバーは全員タイトにカバーされていたので、仕方なかったと思います。
0:43~
シーホークスの3rdダウン1ヤードのプレー。88番のオルセンがパスをキャッチするわけですが、彼は完全にフリーになっています。これはオルセンをカバーする59番のカイザーが、オルセンの横にいた選手が立ち止まったことに反応したことで起こりました。
1:36~
ラムズの3rdダウン1ヤードのプレー。シーホークスはどこもタイトに守って来ています。そんな中で89番のヒグビーが自身をマークしているディフェンスの選手をまくってフリーになりました。最初に紹介したプレー(0:03~のプレー)ではディフェンスの選手はこうなることを恐れて下がり過ぎてしまいました。
1:46~
2ndダウン9ヤードのプレー。シーホークスのディフェンスは33番のSアダムスがブリッツに入って来ますが、それとすれ違うようにヒグビーにパスを通しました。
1:56~
次のプレー。81番のTEエバレットがフリーになるわけですが、これはヒグビーが囮になったことで起こりました。詳しく説明します。シーホークスはゾーンで守っていて、ヒグビーはシンプルに縦に走り込みます。ヒグビーのゾーンを守る選手はもちろんパスを通されないようにヒグビーに抜かされないようにカバーします。そんな中エバレットが画面の下から上に走って来て、ヒグビーがいたゾーンに侵入します。ディフェンスの選手はヒグビーのカバーに集中しており、そんなことに気付くことは難しいです。そのため、エバレットがフリーとなり、パスをキャッチしました。
2:56~
1stダウン10ヤードでのランのプレー。これはシンプルにブロッカーの人数が優っています。
3:31~
このプレーもラムズのブロックが完璧としか言いようがないです。
3:38~
反則もあって、3rdダウンロングの場面。RBへのショートパスを選択しますが、OLの飛び出しのタイミングがとても良かったこともあって1stダウン更新。こういうOLが飛び出してブロックをするプレーって、1stダウン更新のライン上にディフェンスの選手が固まっていると上手くいく気がします。
3:48~
1stダウンのプレー。ここは画面の中央よりちょっと下にいるシーホークスの33番の選手に注目してほしいです。彼が最終的にレイノルズに追いつくわけですが、最初ランのフェイクに反応していますよね。これで若干反応が遅れました。
4:02~
レッドゾーンでの3rdダウン2ヤードの場面のランプレー。ここはRGとRTがDLを押し込んで穴を上手く作りました。
4:17~
フリーフリッカーのプレー。後ちょっとでウィルソンをサックできそうだったのになぁ。
4:56~
1stダウンのプレー。ここはシーホークスのSアダムスがブリッツを掛けて来て、ゴフの手からボールをはたき落としました。アダムスはTEの外をまくって入って来ました。次戦う時はやはりアダムスに注意が必要です。
5:09~
インターセプトされてワンプレー挟んでからのプレー。このプレーでのウィルソンのファーストターゲットが41番のRBコリンズ。ウィルソンの目線から分かります。しかし、それをラムズの41番のLBヤングがカバーしたことでパスを投ることができません。そこで、ウィルソンはヤングが最初カバーしていた89番のディズリーが空いていることに気付き、パスを投げますが、そこにラムズの31番のCBウィリアムスが急いで反応してインターセプトとなりました。
6:12~
シーホークスのオフェンスで、2ndダウン10ヤードの場面。この前のプレーでウィルソンをサック(カバレッジサックのような形ではありましたが)しています。ここもウィルソンにプレッシャーを掛けれています。そして、サックかなーと思ったら、謎のパスをRBに通して1stダウン。同地区にマホームズはいなかったと思ったんですが......
6:21~
前半の終了が迫って来ている中でのシーホークスの3rdダウン10ヤードのプレー。シーホークスは時間がないので、外に出ることが必須な場面でした。そん中で、ラムズのCBウィリアムスのナイスパスカット。ウィリアムスは自分の所にパスが投げられ、WRがサイドライン際に逃げながらキャッチすることをある程度予想したでしょうし、WRが止まった時の戻るスピードも早かったです。
最終的には17対13でラムズが勝っている状態で前半終了しました。次回は後半の振り返りとまとめをしていきたいと思います。ミス等があったらぜひ教えてください。
参考資料
試合のスタッツのページです。
この試合の展望はこちら。
スタッツ
スタッツを見て思ったことを箇条書きで書いていきます。
・QBレーティングに大きな差
ウィルソンはタッチダウンパスが無かった上に、2インターセプトの影響でQBレーティングがかなり低いです。ゴフはまずまずです。
・メットカーフを抑えた
前の試合でも100ヤード以上稼いでいたメットカーフを僅か2キャッチの28ヤードに抑えました。これはシンプルにスゴいです。
・ウィルソンにプレッシャーを掛けた
チーム全体で6サックとDLの活躍が光りました。ドナルドにサックはありませんでしたが、フロイドが3サックと補強が当たっています。そして、新人のルイスも2サックと良かったです。
・ラムズオフェンスはシーホークスのCBリードの所を突いた
リードはラムズ戦ではソロで10タックル、今日のカーディナルス戦でもソロで9タックルを記録しています。CBでソロタックルが多いというのはその分パスを投げられているということで、彼の所を狙われているということになります。
・やはりアダムスには要注意
この試合でシーホークスはチーム全体で3サックを記録しましたが、そのうちの2サックをアダムスが記録しています。シーホークスとは今シーズンもう一度対戦しますから、その時は注意したいポイントです。
プレー分析
私が重要だと思うプレーや面白いと思うプレーを分析します。下の動画を参照してください。『0:03~』などは動画の中でプレーが始まる時間を表しています。今回はNHKの放送も見たので、それも参考にしていきます。今回は前半です。
0:03~
ラムズのオフェンスの3rdダウン2ヤードの場面。シーホークスのディフェンスは当然1stダウン更新を防ごうとして来ます。ここで画面の上の方のマッチアップではWRとCBの距離が空いているのに対して、下の方では空いておらず、いわゆるタイトなカバーをしています。そのため、下のマッチアップの所では、CBがWRにあっさり抜かれる可能性も高くなります。そこで、WRはCBを外からまくるようなムーブをして、CBは抜かれないように下がろうとします。すると、WRはそれを逆手にとって、少し戻りフリーになってパスをキャッチしました。
0:12~
次のプレー。プレーアクションからのパスです。ここは37番のSディグスがカップに背中を向けたことでカップへのカバーが緩くなり、フリーになったようです。
0:25~
レッドゾーン内の3rdダウン4ヤードの場面ですが、パス失敗となりました。ランの可能性がなく、シーホークスは5人でのラッシュをして来ます。ラムズのOLはこれに耐えることができず、ゴフは仕方なくパスを投げますが、パス失敗。レシーバーは全員タイトにカバーされていたので、仕方なかったと思います。
0:43~
シーホークスの3rdダウン1ヤードのプレー。88番のオルセンがパスをキャッチするわけですが、彼は完全にフリーになっています。これはオルセンをカバーする59番のカイザーが、オルセンの横にいた選手が立ち止まったことに反応したことで起こりました。
1:36~
ラムズの3rdダウン1ヤードのプレー。シーホークスはどこもタイトに守って来ています。そんな中で89番のヒグビーが自身をマークしているディフェンスの選手をまくってフリーになりました。最初に紹介したプレー(0:03~のプレー)ではディフェンスの選手はこうなることを恐れて下がり過ぎてしまいました。
1:46~
2ndダウン9ヤードのプレー。シーホークスのディフェンスは33番のSアダムスがブリッツに入って来ますが、それとすれ違うようにヒグビーにパスを通しました。
1:56~
次のプレー。81番のTEエバレットがフリーになるわけですが、これはヒグビーが囮になったことで起こりました。詳しく説明します。シーホークスはゾーンで守っていて、ヒグビーはシンプルに縦に走り込みます。ヒグビーのゾーンを守る選手はもちろんパスを通されないようにヒグビーに抜かされないようにカバーします。そんな中エバレットが画面の下から上に走って来て、ヒグビーがいたゾーンに侵入します。ディフェンスの選手はヒグビーのカバーに集中しており、そんなことに気付くことは難しいです。そのため、エバレットがフリーとなり、パスをキャッチしました。
2:56~
1stダウン10ヤードでのランのプレー。これはシンプルにブロッカーの人数が優っています。
3:31~
このプレーもラムズのブロックが完璧としか言いようがないです。
3:38~
反則もあって、3rdダウンロングの場面。RBへのショートパスを選択しますが、OLの飛び出しのタイミングがとても良かったこともあって1stダウン更新。こういうOLが飛び出してブロックをするプレーって、1stダウン更新のライン上にディフェンスの選手が固まっていると上手くいく気がします。
3:48~
1stダウンのプレー。ここは画面の中央よりちょっと下にいるシーホークスの33番の選手に注目してほしいです。彼が最終的にレイノルズに追いつくわけですが、最初ランのフェイクに反応していますよね。これで若干反応が遅れました。
4:02~
レッドゾーンでの3rdダウン2ヤードの場面のランプレー。ここはRGとRTがDLを押し込んで穴を上手く作りました。
4:17~
フリーフリッカーのプレー。後ちょっとでウィルソンをサックできそうだったのになぁ。
4:56~
1stダウンのプレー。ここはシーホークスのSアダムスがブリッツを掛けて来て、ゴフの手からボールをはたき落としました。アダムスはTEの外をまくって入って来ました。次戦う時はやはりアダムスに注意が必要です。
5:09~
インターセプトされてワンプレー挟んでからのプレー。このプレーでのウィルソンのファーストターゲットが41番のRBコリンズ。ウィルソンの目線から分かります。しかし、それをラムズの41番のLBヤングがカバーしたことでパスを投ることができません。そこで、ウィルソンはヤングが最初カバーしていた89番のディズリーが空いていることに気付き、パスを投げますが、そこにラムズの31番のCBウィリアムスが急いで反応してインターセプトとなりました。
6:12~
シーホークスのオフェンスで、2ndダウン10ヤードの場面。この前のプレーでウィルソンをサック(カバレッジサックのような形ではありましたが)しています。ここもウィルソンにプレッシャーを掛けれています。そして、サックかなーと思ったら、謎のパスをRBに通して1stダウン。同地区にマホームズはいなかったと思ったんですが......
6:21~
前半の終了が迫って来ている中でのシーホークスの3rdダウン10ヤードのプレー。シーホークスは時間がないので、外に出ることが必須な場面でした。そん中で、ラムズのCBウィリアムスのナイスパスカット。ウィリアムスは自分の所にパスが投げられ、WRがサイドライン際に逃げながらキャッチすることをある程度予想したでしょうし、WRが止まった時の戻るスピードも早かったです。
最終的には17対13でラムズが勝っている状態で前半終了しました。次回は後半の振り返りとまとめをしていきたいと思います。ミス等があったらぜひ教えてください。
参考資料
試合のスタッツのページです。
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