インドア ボードゲーム

ボードゲーム紹介 ROOT(鷲巣王朝)

こんにちは!

 

今回も私が愛してやまないボードゲームの世界に皆さんを誘おうと思います。

今回紹介するのは「ROOT」です。

 

 

このゲームは2018年ゴールデンギーク賞を獲得した、プレイ前から楽しいことが約束されたゲームです笑

※世界最大のボードゲームフォーラムサイト『ボードゲームギーク』が主催するボードゲームの賞

 

 

特徴としては各プレイヤーによってルール・勝利条件が異なります(非対称)。

ですので、説明は全5回に分けます!(共通、猫、鷲、小動物、狸)

 

今回は「鷲巣王朝」に関して説明していきます。

私はまだ全プレイヤー分マスターしていないので、一緒に勉強しましょう。

 

 

※プレイしながら随時追記していきます。

※共通ルールはこちら

 

 

 

 

概要

 

元々森を支配していた勢力ですが、現在は森の端っこに追いやられています。

勢いとリーダーによる統制によって支配地を拡大することで勝利点を獲得していきます。

 

一番先を見据えて行動しなければいけない勢力かも。

場当たり的に行動していると「反乱」というペナルティが待っています(詳細は下記で説明します)。

 

猫野侯国に森の隅に追いやられているので、

初期配置では猫野侯国が配置していない一か所に兵士コマを配置します。

 

 

 

 

 

勝利条件

 

勝利条件は2つ。

 

1. 勝利点(VP)30点獲得

2. 「圧倒カード」に記された勝利条件をクリアする。

「圧倒カード」に記された条件をクリアすることで勝利する。

勝利条件はカードによって異なる。

 

 

得点獲得方法

 

鷲巣王朝は共通のVP獲得方法2つに加えて、

止まり木タイルを配置し続けることでVPを獲得できます。

 

・(共通)配置物の除去

・(共通)クラフトによるカードの効果

・(特有)止まり木タイルを配置している状態で夕闇フェイズを迎える

 

派閥ボードの止まり木エリアの下にVP獲得表示があります。

止まり木タイルを配置し、その状態で夕闇フェイズを迎えることでVPを得ることができます。

 

 

止まり木タイルの一番右側のタイルに記載されているVPを獲得できる。

下記の状態で夕闇フェイズを迎えることで毎回+1VPを獲得できる。

 

 

VPを取ったら得点コマを忘れずに動かしましょう。

 

 

 

準備

 

共通での準備が終わり次第、下記の3ステップで準備を進めます。

ちなみに、準備は全て派閥ボードの裏に書いてありますので、

指示に従って準備します

 

 

 

 

兵士コマ、止まり木タイルの配置

 

兵士コマと止まり木タイルを配置します。

 

兵士コマ6体と止まり木タイルを、

 

・猫野侯国の兵士コマがない広場

または猫野侯国がいない場合は

・マップの4隅のいずれかの広場

 

に配置する。

 

 

四隅のうち一つに配置(この場合は右下の広場)。

 

 

 

君主カードを一枚選ぶ

 

4枚の君主カードの内、一枚を選んで手元に置きます。

それ以外は脇に置いておきます(まだゲームで使う可能性はあります)。

 

 

今回は「独裁者」の君主カードを選びます。

また、君主カードにはそれぞれ特有の効果があります。

 

 

 

派閥ボードのセット

 

派閥ボードの初期配置を行います。

 

まず、選んだ君主カードを派閥ボード上に設置します。

次に、「忠臣カード」を二枚用意し、

選んだ君主カードの指示に従って「勅令エリア」に配置します。

 

 

忠臣カード

 

 

 

 

最後に止まり木タイルを配置します。

今回は「独裁者」なので派閥ボード上部の勅令エリアの「移動」と「建設」に忠臣カードを配置します。

 

 

 

 

各フェーズの行動

 

基本的に昼光フェイズに活動します。

大雑把に言うと下記です。

 

鳥歌フェイズ: 勅令エリアにカードを配置

昼光フェイズ: クラフトアクション + 勅令エリアのアクションの実行

夕闇フェイズ: カードを引く、VP獲得

 

それでは詳細説明します。

 

 

 

鳥歌フェイズ

 

※もし、手札にカードがなければ最初に山札から1枚引く。

 

 

「勅命エリアにカードを1~2枚」を配置します。

勅命エリアにカード配置した場合、

そのカードが配置されたアクションを必ず実行しなければなりません。

また、そのアクションを実行する場所は、そのカードの属性によって決まります。

 

ですので、

ネズミ属性のカードならネズミ属性の広場で、

キツネ属性のカードならキツネ属性の広場、

にてアクションを実行します。

ちなみに、鳥属性のカードであればどの広場でもアクションを実行可能です。

(鳥カードは1ターンで一枚しか配置できません。)

 

 

 

 

下記の場合は、

・募兵に鳥属性カード

・戦闘にキツネ属性カード

を配置したパターンです。

 

 

 

 

※鳥歌フェイズでマップに止まり木タイルがなければ、止まり木タイル1枚と兵士コマ3体を最も兵士コマの少ない広場の一つに配置します。

 

 

 

昼光フェイズ

 

 

このフェイズは一番忙しいです。

クラフトアクション + 勅令エリアのアクション 。

 

鷲巣王朝は毎ターンやれることがどんどん増えます。

ただし、その増え続けるアクションは必ず全て実行しなければなりません。

全て実行できなければペナルティを受けます(「内乱」と言います。のちに説明)。

 

 

 

 

 

クラフトアクション

 

クラフトアクションを行います。

※共通ルールに追記します。ごめんなさい。

 

 

 

 

 

勅命エリアのアクションを左から順に実行

 

クラフトアクションが終わったのちに、

勅命エリアのアクションを左から順に実行します。

 

 

 

下記の場合、

・任意のエリア(鳥カード)で募兵を実施

・任意のエリア(鳥カード)から1コマ以上兵士コマを移動

・キツネ属性の広場にて戦闘

・任意のエリア(鳥カード)で止まり木タイルを建設

 

 

 

 

 

 

募兵アクション

止まり木トークンがあり、カードと一致する広場に兵士コマを一つ配置。

※募兵ができなければ内乱発生。

 

 

 

鳥カードなので、止まり木トークンのあるいずれかの広場で兵士コマを配置する。

 

 

 

 

 

 

移動アクション

カードの属性と一致する広場から1つ以上の兵士コマを移動します。

※移動ができなければ内乱発生。

 

この場合は鳥属性なので、兵士がいるいずれの広場からも移動が可能(ただし、共通ルールの移動方法に則る)

 

7つ兵士がいた広場から3つ兵士を移動。

 

 

 

 

 

 

戦闘アクション

カードの属性と一致する広場にて戦闘を実施します。

下記の場合、カードの属性がキツネ(赤)であるため、そのマスで戦闘を行えます。

※戦闘ができなければ内乱。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建設アクション

止まり木トークンがない、カードと一致する広場、かつ、自分が支配している広場に、止まり木トークンを建設します。

※建設できなければ内乱発生。

 

 

今回の場合は鳥カードが建設に配置されているので、

止まり木トークンのないいずれかの支配している広場に止まり木タイルを置きます。

 

今回の場合は先ほど戦闘で勝利した広場に止まり木トークンを建設します。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕闇フェイズ

 

該当するVPを取得し、1枚カードを引きます。

ただし、派閥ボードで「もう一枚カードが引ける」マスが空いていれば追加でカードを引けます

 

 

 

毎ターンの夕闇フェイズで止まり木エリアの一番右側でオープンになっているVPを得ることができます。

下記の場合では+1を毎ターン得ることができます。

 

 

 

 

 

山札から手札を引きます。

 

 

 

 

 

 

その他特有要件

 

鷲巣王朝は下記の3つ特殊行動があります。

 

・内乱: アクションが行えない場合のペナルティ

・森の王者: 兵士の数が同数の場合、広場の支配権を得られる。

・商業軽視: どのクラフトを行っても最大1VPしか得られない。

 

 

 

 

内乱

 

昼光フェイズでの勅令エリアのアクションを何らかの理由で実行できなかった場合

ペナルティとして「内乱」が発生します。

 

内乱が発生した場合は下記行動を順番に実行していきます。

 

 

内乱が発生する例

 

勅令エリアの「戦闘」にネズミ属性カードが配置されているが、ネズミ属性広場で戦闘が行えない。

 

戦闘を行えるのはキツネ広場(下記の上の広場)のみ。戦闘が実行できない。 ⇒ 「内乱」発生。

 

 

 

 

恥辱

まず、勅令エリアのうち、鳥属性カード1枚につき1VP失います。

鳥カードを勅令エリアに置くとアクションを実行しやすい一方で、内乱に陥った場合のマイナスが大きくなっていきます。

 

下記の場合には3VP失う。

 

 

追放

勅令エリアの忠臣カード以外のカードを捨てる。

 

 

 

失脚

現在の君主カードを裏返して脇に除ける。

まだ表の君主カードの内1枚のカードを選択し、君主カードボックスに配置。

 

 

次に配置した君主カードに従って、忠臣カードを再度配置する。

 

「司令官」の場合、忠臣カードを「移動」と「戦闘」に配置します。

 

 

 

 

 

休止

 

昼光フェイズを終了し、夕闇フェイズに移ります。

ですので、内乱が発生したらアクションは何もできずに夕闇フェイズに移ります。

 

 

 

森の王者

 

広場にある兵士コマの数が同数の場合、広場の支配権を得ることができます。

※普通は同数ではどの勢力にも支配権は移りません。

 

この場合でも鷲巣王朝の支配になります。

 

 

 

 

商業軽視

 

鷲巣王朝は「商業軽視」の風潮があります。

そのため、どのクラフトを行ってもVPは最大で+1しか得られません。

 

例えば、下記のカードをクラフトしてもVPは+1です(本来は+2得られるはず)。

 

 

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

少しルールが複雑ですが、これを乗り越えればこの非対称ゲームを満喫できるかと。

 

もはや説明書をわかりやすくする記事になっていますが、

自分のためにもルール確認できるような記事にします。笑

 

 

今後、他の各派閥のルールも更新していきます。

もうすでに楽しんでいる方は、プレイ感想などコメントいただけると嬉しいです!

 

 

 

これ以外にもおすすめボードゲーム紹介していきます。よろしくお願いしますー!!

 

 

  • この記事を書いた人

yama77

長野県出身、東北在住。ここでは、物事の考え方、取り組み方、を皆さんと共有できればと思っております。

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