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できっこないをやらなくちゃ [ODさんといっしょ]

先週の金曜、三男坊ははじめて「心のお医者さん」に診てもらってきました。
とは云え、そっち方面の症状が深刻になった、という訳ではなく、
ODの診断を出してくれた先生から「もしかしたら、ということもありますから」と
先々月の末頃に紹介状を書いてもらったのが、ようやく打順が回ってきたという訳。
 
親の方でもその間にいろいろと勉強を重ねていて、
「少なくともコイツは絶対にウツではない、はず」と確信していましたから、
果たして今になって受診してどんな進展があるのだろうか、と
実は多少疑問に思っていたところではありました。
 
果たして、10時の診察に間に合うように朝からせっせと三男坊を早起きさせて
病院へ引きずっていった妻の感想は、
「ひとまず診察受けて良かった。新しいことも勉強できた」
と、一苦労した以上の成果を得られたようでした。
 
本日お医者さんから提唱された認知行動療法というやつをざっくり言えば、
病気の症状である身体反応に影響する気持ちやモチベーションを上向かせるために、
まずは行動を変えてみよう、ということ。
人の心理(気分・感情)や考え方(認知)はそう安易に変えることはできないけれども、
「何をする」「何を我慢する」という行動は、ちょっと頑張ればすぐに変えられる。
そして、行動と感情、認知、それに身体反応はそれぞれが影響し合っているから、
最もコントロールしやすい行動を改善することで、好影響の連鎖を作り出そう、と。
たとえば、気分が優れなくてもちょっと頑張って目を覚ましたまま過ごす。
たとえば、やる気がでなくてもちょっと頑張ってできる範囲で身体を動かす。
そうすることで、カラダは少しずつ「夜眠くなり、朝目が覚める」リズムを取り戻し、
普通に近い生活サイクルができてくることで気持ちも明るく上向いてくる、と。
そんな感じの理論らしいです。
 
どこかで聞いたことがあると思ったら、アレですか。
ヒンドゥー教の経典にあるという有名な教えですね。
確か、
 味の乱れは心の乱れ、
 心の乱れは家庭の乱れ、
 家庭の乱れは社会の乱れ、
 社会の乱れは国の乱れ、
 国の乱れは宇宙の乱れ。
でしたっけ。全てがつながり影響し合っている、という理論ですねぇ。
 
……ちょっとしんどいの我慢して朝日浴びて目を覚ませ、とか
ちょっとしんどいの我慢して犬と一緒に散歩して体を疲れさせろ、とか
これまで父がずーっと三男坊に言ってきたこと、そのまんまなんですが???(ーー;
 
まあ、所詮は思春期真っただ中の反抗期小僧。
耳障りに聞こえる親の説教より、優しげなお医者さんのアドバイスの方が
100万倍ありがたーく胸に響くのでしょう。とほほ。
ちょっと頑張る。ちょっと我慢する。
楽したがりで堪え性のない三男坊には割といばらの道っぽいけど、
そこを通らなけりゃ治るもんも治らない。日々精進してもらうことにしようかねぇ。
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