April 03, 2020
■The Buzz
北欧・フィンランドの映画。
北欧のどこか寒々とした風景をバックに、
主人公を演じる(ヘイッキ・ノウシアイネン)が美術商一筋の男性を
しっかりとした演技で魅せる。
主人公を取り巻く美術商・画商・顧客たちとのやり取りも面白い。
何故。署名がないのか?
ミステリー仕立ての雰囲気が ラストに一挙に解決。
そして、主人公のラスト・ディール(最後の対処)が 見事に決まった。
良かった。感動。
クラウス・ハロ監督「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」
欲を言えば、もう少し 濃淡(強弱)が欲しい。
主人公が「幼子の手をひく老人」を描いた絵の感想を述べるシーンがある。
「−−人生がでている いい絵だーーー」
セリフはよく覚えていないが、絵はこのように鑑賞するものか?と
納得した。
■解説
・フィンランドのアテネウム美術館などが協力した、絵画を題材にしたドラマ。
仕事一筋の美術商の老人が、娘親子の意外な過去を知る。
メガホンを取るのは『こころに剣士を』などのクラウス・ハロ。
ハロ監督作『ヤコブへの手紙』などのヘイッキ・ノウシアイネン、
ドラマ「DEADWIND:刑事ソフィア・カルピ」などのピルヨ・ロンカのほか、
アモス・ブロテルス、ステファン・サウクらが出演する。
シネマトゥデイ (外部リンク)
■あらすじ
・生涯を美術品にささげ、家族は二の次だった美術商のオラヴィに、
全く連絡を取っていなかった娘から連絡があり、問題児だという
孫息子のオットーを数日間だけ預かって職業体験をさせてほしいと頼まれる。
引き受けてすぐ、彼はオークションハウスで作者不明の肖像画に
一目ぼれする。肖像画がロシアを代表する画家イリヤ・レーピンの作品だ
と知ったオラヴィは、落札するための資金集めに奔走する過程で、
娘とオットーの思わぬ過去を知る。
(映画評価表)
・ストーリー ★★★
・キャスト ★★★
・映像 ★★★★
・音楽
・美術
・衣装
・好/嫌度 ★★★
・その他
☆ 時間があり、映画が好きな方は観てください。
(目安=450円)
☆☆☆ 観てください。料金価値はあります。
(目安=1800円)
☆☆☆☆☆ 是非観てください。最高です。感動します。
(目安=5000円)お読みいただいて、ありがとうございます。
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