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楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BY

楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BY

 昨晩は山形県の楯の川酒造株式会社さんが醸す、楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BYをいただきました。

 清流が特別本醸造だったころからのファンで、このブログで最初に紹介したのは2005年(H16BY)です。平成22酒造年度からTATENOKAWA 100年ビジョンをかかげ、全量純米大吟醸の蔵となってからは、このお酒も出羽燦々50%精米となり、純米大吟醸になっております。価格は一升瓶で400円ほど上がったことになりますが、相当お値打ちなお酒であることに変わりありません。

 高山に遊びに行ったとき、未来堂さんでこの手のお値打ちなお酒を3本ほど購入してきました。順に紹介していくシリーズ第二弾です。

 ここで出羽燦々についておさらいしておきます。1985年に山形県農業試験場にて母株(種子親)に美山錦、父株(花粉親)に華吹雪(青系酒97号)を交配、その後選抜・育成を繰り返し、山形酒49号の系統名で1995年山形県奨励品種に採用、1997年品種登録。美山錦と比較し、耐冷性、耐倒伏性、心白発現率、蒸米吸収率にすぐれるが、耐病性にやや弱い。成熟期は中生の中、玄米千粒重が大きい品種。砕米率は60%精米で9.9%、40%精米で15.2%と低く、硬めの酒米で高精白できる。

 出羽燦々と言えば、その燦々にちなんで、33%精米で3,333円と言うお値打ちなお酒もありますが、完全に味わいが価格を超えているのが嬉しい酒米です。

 開栓は7日前です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。

 上立ち香は、穏やかで明確でないもののバナナを思わせるように香ります。想定していた印象とは違いますが、イイ感じの雰囲気です。

 含むと、…、…、おお、これも綺麗!。雅山流と飲み比べると、僅かに甘味と酸味が少しずつあるが、メリハリと言うほどではなく、つるっつるに喉を通るのは同様です。やはり生原酒に感じるような圧力はなく、名は体を表すクリアさ。後半はやはり短めでスッキリと切れていきます。

 もう一度注意深く含む。じっくり飲んでいると、つるつるの中からズームアップされてくる甘味。こ、これはSONYのレンズSEL24105Gだ!。広角端では広めの自然な視野角ながら、素晴らしい全体の描写。そしてぐぐっとズームすると見えてくる、遠方の美味しいところ。端っこまで綺麗♪。旨いっす。

 この日合わせたのは、ほっき貝、つぶ貝、赤貝の貝三種盛り刺身。やっぱり貝類はどんなお酒とも相性いいですね。つるっつるの清流が、貝の旨味を増幅させて支えます。お試しあれ。


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楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BY データ

醸造元 楯の川酒造株式会社(山形県酒田市)
使用酵母 山形KA酵母、協会1801号酵母
使用米 庄内産契約栽培米出羽燦々50%精米
日本酒度 -2
酸度 1.4
アミノ酸度 1.0
アルコール度 14度以上15度未満
杜氏 佐藤淳平(兼蔵元)
製造年月 2018/03
容量 1.8L
価格 2,400円(税別)
購入 未来堂

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楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H29BYに関するブログ

2015/04/18 楯野川(たてのかわ)「純米大吟醸」清流H26BY

2007/02/02 楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流18BY

2005/09/28 楯野川(たてのかわ)「特別本醸造」清流

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