2020年宝塚記念 前走後の騎手コメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなどのコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

第61回宝塚記念の、前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

宝塚記念出走馬の前走のレース後の騎手コメント

トーセンカンビーナ(天皇賞春5着)藤岡康騎手 雰囲気は良かったですし、ゲートもこの馬とすれば我慢してくれていたと思います。前半はリズム重視で運び、坂の下りで勢いをつけていきたかったのですが、思った以上に馬場が緩くて、加速がつかず、そこで置かれてしまいました。最後の最後でまたギアを上げて、差を詰めてくれているのですが……。

ペルシアンナイト(安田記念9着)田辺騎手 思ったよりも流れに乗れました。ただ、馬場は緩かったですが、それでもこの馬にはタイムが速過ぎましたし、スピードを求められるレースになりましたからね。

グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ1着)モレイラ騎手 すごく落ち着いていましたね。馬がよく応えてくれました。尾関調教師は「プラン通りにあのジョッキーに乗ってもらうと、『こんなに強いのか』と驚きました」

アフリカンゴールド(目黒記念11着)コメントなし

サートゥルナーリア(金鯱賞1着)ルメール騎手 攻めからいい感じだったし、左回りも問題なかったよ。58キロなのでいい位置につけたいと考えていたなかで4、5番手を取れたからね。冷静に運べたし、最後もいい脚を使ってくれた。完璧なレースができたね。この馬でもう1度勝つことができてうれしい。

トーセンスーリヤ(新潟大賞典1着)横山和騎手 まさか重賞で1発で結果を出すとは思っていなかったです。ただ、凄く具合は良かったですし、競馬が上手なのでいいところで運べたのが大きかったです。直線は最内を狙っていました。思い描いた通りの競馬でしたね。

ワグネリアン(大阪杯5着)福永騎手 コンディションが良くて、いつも以上に落ち着いていました。ゲートは出ていますが、隣の馬が速くて取りたい位置を取れませんでした。もう1列前で運べれば良かったのですが……。持ち味を発揮できず、申し訳ありません。

レッドジェニアル(鳴尾記念3着)酒井学騎手 ゲートをやっちゃいました。なので外々を回してもと思って、腹を括って内から運びましたが、いつもみたいにエキサイトし過ぎずに走ってくれました。リラックスできた分、脚がたまって、最後は際どいところまで来てくれました。あとはゲートだけクリアしてくれれば。

アドマイヤアルバ(メトロポリタンS8着)コメントなし

メイショウテンゲン(天皇賞春8着)幸騎手 3~4角でミッキースワローについていきたかったのですが、下りでコーナーをうまく回れませんでした。初めてだったので分かりませんが、もう少し走れていい馬だと思います。

ラッキーライラック(大阪杯1着)M.デムーロ騎手 前回は反応が遅かったし、早めに動いていかなきゃと思っていたけど、今日は全然、馬が違いました。スタートも出て、展開もばっちり。前走で強かったダノンを目標にしながら運んだけど、3~4角で凄い手応えがあったし、運良くスペースもできて、内から伸びてくれた。最後の反応は本当に良かった。

モズベッロ(天皇賞春7着)池添騎手 我慢比べのような流れになって、何とか我慢させたんですけどね。やはり少し力んでしまいました。体が成長して大分しっかりしましたし、距離的にも2000メートルから2500メートルぐらいが良さそうですね。今日は距離適性の差もあったかと思います。

ダンビュライト(天皇賞春9着)松若騎手 ゲートを出て自分のリズムで運べましたし、キセキが来てからもリラックスして走れたのですが、ラストはきつくなって脚が上がってしまいましたね。

キセキ(天皇賞春6着)武豊騎手 スタートはうまくいったんだけど、スタンド前に来るとスイッチが入ってしまった。あそこで我慢できなかったのがもったいなかった。この馬はやはり自身との戦いだね。あのまま2、3番手で収まっていれば……。

スティッフェリオ(天皇賞春2着)北村友騎手 4角で抜けてきた時には手応えがありましたが、最後の100メートルで息が上がってしまいましたし、脚勢的に厳しいとは思いました。でもスタート良く、無理せず好位で運べましたし、よく頑張ってくれました。

クロノジェネシス(大阪杯2着)北村友騎手 パドックではテンションが高めだったようですが、僕が跨ってからは落ち着いていました。外枠でもポジションとしては理想的だったし、道中も折り合いを欠くことなく、リズム良く運べました。抜け出してからもしっかり脚を使ってくれました。

カデナ(大阪杯4着)鮫島駿騎手 Bコース1週目で土日のレースを見ているとインが伸びる馬場だったので、この枠でも外を回らないようにしました。道中の手応えも良かったし、その手応え通り伸びてくれました。惜しい内容だったと思います。

ブラストワンピース(大阪杯7着)川田騎手 こういう流れになると思っていただけに、もう少し位置を取りたかったですね。前が速くて、思っていた位置でレースができませんでした。馬は精一杯、頑張ってくれています。

各馬の前走騎手コメントからは、グローリーヴェイズ、サートゥルナーリア、トーセンスーリヤ、ラッキーライラック、クロノジェネシス、カデナから好印象を受けました。

前走勝っている、グローリーヴェイズ、サートゥルナーリア、ラッキーライラックなどは仕上げに抜かりがなく、ほぼ完璧なレースが出来た感じです。クロノジェネシスはレース内容がいいのが伝わります。トーセンスーリヤは出来がよくて騎手が思っている以上の力を出してくれ感じで、さらに成長力があると思います。カデナは鞍上のファインプレーに馬が応えてくれました。

実績や能力からはグローリーヴェイズ、サートゥルナーリア、ラッキーライラック、クロノジェネシスの4頭が上位です。さらに成長している可能性のあるトーセンスーリヤとハマったときのカデナが穴候補です。

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