☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て17年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

大事なことは簡単に伝わる言葉で

2020-03-30 | 日常の出来事
日本の二ユースを見てみて気になることがありました。

地域や国のリーダー達は 緊急を要する重大な伝達事項は
もっと簡単にわかりやすい言葉を使って国民に伝えた方が良いと思いました。

東京都の報道を見て「オーバーシュートって何?」って思った人
きっとたくさんいるんじゃない?

私も初めて聞いた時「はぁ??何???オーバーシュート? パラシュート??」と思って
Googleで検索してしまいました(笑)

「爆発的な患者急増」を防ぐための大事な局面
という事を伝えたくて使われている様だけど

一体何人の日本人がこの表現を聞いて即座に正しい解釈をイメージできたのか。。。疑問です。
しかも、英語圏でそう使ってる国があるのかも。。。。。疑問。

カナダだと
「爆発的に急増」という事に対して、「explosion」とか「jumping」 という単語って使ってる様に思います。


「オーバーシュート」の本来の意味は、例えば 
バスケットボールの試合で、ゴールを狙って横からシュートしたら ゴールネットを超えて的を外してしまった。
というような意味合いです。

他にはショベルカーがすくい上げた土を ダンプカーに入れようと思ったのに、行き過ぎて別のところに落としてしまった。とかね。


「ロックダウン」も、私はカナダに来てから知った言葉でしたが
現在日本で生活している多くの方達にも今は馴染みのある言葉なんでしょうか。

この「ロック」はRock(岩)でも ロックンロールでもありませんよ!!! 
「岩が落ちてくるくらいの危険な状況。。。」とかそんな解釈しないように〜!!

「ロックダウン/lockdown」の「ロック」はLock(鍵をかけること)と解釈するとわかりやすいと思います。


日本では地震の避難訓練がありますが、カナダではそれはないけれど
学校では「Lockdown Drill」という「ロックダウンの訓練」があります。

「鍵をかけて、低い姿勢になり、身を守る訓練」つまり
外部から危険な侵入者が来たと通報があった際、教室や部屋、建物のドアと窓の鍵を閉め、姿勢を低くして外から中に人がいる様子がわからないような場所に身を潜める。という状況で使います。
つまり、解除されるまでは中からも出られず、外からの侵入もできない状況にすることです。

なので、今回日本で「都市封鎖」として使われている「ロックダウン」は、その都市に外部からの侵入者を一切入れない、外部へ住民を出さない。という措置のことを表しているのだと思います。

カナダでもlockdown はニュースで聞いたかも。 他にはお店や工場などのビジネスはshut down (シャットダウン)と聞くかな。

「爆発的感染を防ぐ為に大事な時期」とか
「外部からの感染を阻止、または内部から外部へ感染を拡大させないために 都市を封鎖する(行き来できないようにする)」と

普通に日本語で言った方がわかりやすくない????


特に、緊急を要する事柄で、老若男女全ての人にわかりやすく伝えたいのなら、聞き慣れた母国語の言葉を選んだ方が 多くの人に伝わると私は思います。

日本在住の外国人向けにも情報を伝えたいのなら、バイリンガルに協力してもらって、現地でも使われている きちんとした言語で字幕をつけたら良いと思います。

前にも、記事の中で紹介しましたが、カナダのトルドー首相は、伝え方だとても上手だと思います。

小学生でもわかるシンプルな英語で(普通に発信しても正しく伝わらない大人達や、私の様に英語が母語でない大人達にも伝わる様に)

今どういう状況なのか
なぜ、他人と距離を置く必要があるのか
どうする事でそれを実践できるのか
ゆっくり、丁寧に呼びかけています。

こちらからご覧いただけます


英語字幕をつけたら、日本の中学校英語くらいでも聞き取れる内容が多いと思うので、英語の時間と思って試しに聞いてみてください。
日本のリーダーの説明よりも、伝わるかもよ(笑)

日本のリーダーさん達にも見てほしいなあ。
良いお手本だと思います。

補足
他人との距離間「Social Distance」は、国によって少し距離が異なるようですが(カナダでは2m)
こちらの動画は、メキシコの子供向けなのでスペイン語だけど小さい子に わかりやすいかも。
ただ、距離は。。子供同士なら1mもないかも。。





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