安倍総理の外遊について、産経が報じています。

 安倍晋三首相は22日から29日の日程で欧米6カ国を訪問する。6月に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で議長を強める首相は、サイバーや海洋進出など軍事的脅威を増す中国をにらみ民主主義や国際法の順守など基本的価値を共有する先進7カ国(G7)のメンバーである各国首脳とG20での合意形成に向けた緊密な連携を確認する。

 首相は27日午前(現地時間26日午後)、米ワシントンでトランプ大統領と会談する。トランプ氏が2月の米朝首脳会談で日本人拉致問題を提起したことに謝意を伝え、拉致問題解決の重要性を改めて共有する。北朝鮮が完全な非核化を実現するまで制裁を維持する方針も申し合わせる。

 (中略)

 首相は米国滞在中、トランプ氏夫人のメラニアさんの誕生会を行うほか、トランプ氏とのゴルフも予定する。トランプ氏は5月25〜28日に国賓として来日し、6月のG20サミットに合わせ再来日する予定で、強固な日米同盟を世界にアピールする機会となる。

 
 この記事のなかで、「民主主義や国際法の順守など基本的価値を共有する先進7カ国(G7)のメンバーである各国首脳とG20での合意形成に向けた緊密な連携を確認する」とありますが、今やアメリカのトランプ大統領は、法治国家など糞くらえと言わんばかりの行動に出ていることは周知のとおり。三権分立とかチェックアンドバランスなんてものはお構いなし。閣僚が法律を犯しても、俺が恩赦をしてやる、と。

 貿易面でも、トランプは自由貿易など糞くらえと言わんばかり。

 だから、先日行われたG20の財務相・中央銀行総裁の会議でも共同声明を出せなかったのです。

 つまりですね…G20サミットを大阪で開催しても、トランプがいる限り、建設的な議論などできる訳がないのです。

 それに、議長国として、米国とそれ以外の国との関係をどうにか巧く行くように日本が力を尽くすことができれば別ですが、安倍総理がトランプに意見するようなことを期待することはできません。

 つまり、G20を大阪で開催しても、多分何の成果も得られないでしょう。

 で、それが分かっていて、その根回しに行くというのが今回の外遊の目的なのです。

 噴飯ものですよね。

 強固な日米同盟を世界にアピールと言っていますが、おバカな二人のリーダーの存在を世界に示すだけなのです。

 

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