2週間ぶりのレッスン持久走

2019年12月09日

ちょっとブログでも・・・

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 今朝はいつもより早く目が覚めたので、酷使されているピアノを丁寧に拭いて労を労いました。そして2時間ほどリラックスして練習しました。かなり寒くなってきたので、オイルヒーターとパネルヒーターも活躍し始めています。楽器にとってエアコンの暖房は、湿度が乾っからとなり可哀想なのです。

 話変わって、つい先日、来日中のゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団のコンサートで、当初予定していたセルゲイ・ババヤンの代役として藤田真央さんがチャイコフスキーの第2協奏曲を担当した記事を読みました。全くメジャーとは言えないこの曲を、急な代役で演奏できてしまうところが凄い。準備期間はどのくらいあったのでしょうか・・・。曲を知っているとか、ちょっと遊びで譜読みしていたとか、そんなレベルと、実際にステージで演奏するレベルは、天と地くらいの差があります。数年前にも、誰かの代役として福間洸太朗さんがブラームスの協奏曲2番を見事に弾いた、なんて記事が流れてきました。この才能と度胸には完敗、いや乾杯です!


 先日、レパートリーの多さに驚いたブログを投稿しましたが、今の日本のコンクール事情は、特に子供のものに関しては、一曲ないし1分程度の短い数曲を圧倒的な完成度で弾くことが求められています。普通の演奏ではそこから抜け出せないため、行き過ぎると、一小節ごとにこれでもかと化粧を施して、作品が自然な表情とは到底言えないような姿になってしまうケースがあります。しかも、その仕上がりに持っていくために、莫大なエネルギーが先生・親・演奏者本人にも使われています。
 
 とは言っても、ピアノを弾く目的は人それぞれなので全てを否定するつもりはありません。ただ音楽の道を目指す人にとってはレパートリーにも真剣に目を向けてもらいたい!今、生徒に試そうと思いついたのですが、この一年間に弾いた曲リストを書いてもらおうか、と。間違いなく「え、これだけ?」となるに違いない。そして、来年一年で達成したい曲リストの作成。そのリストには、バッハ枠、エチュード枠、ソナタ枠、そして自由曲枠と分けた方が良いのか、または本番曲枠と自宅コツコツ練習枠の分類がいいのか?

 何だか色々と構想が湧いてきたぞ!

yu_ai2 at 12:04│Comments(0)投稿者:裕 | 音楽

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