音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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ドビュッシーのfis-moll嬰ヘ短調 〜 悲しげな女性像!?

2018年11月12日 | ドビュッシー Claude Debussy


ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》第4幕4場…


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ペレアスからの、熱烈な美の賛美!を受けるメリザンド…


メリザンドの存在すら忘れて陶酔するかのようなペレアスは、ふと我に返り、「君の吐息が聞こえない」と…


メリザンドが答えて「私は貴方を見ているから」
この時の調性がfis-moll嬰ヘ短調…




ドビュッシーの、この調性のピアノ曲で思い付くのは、
《忘れられた映像》の《第1曲》…(譜例の右側)


この曲は1894年あたりの作とのこと…




オペラ《ペレアスとメリザンド》のちょっと前の時期(ほぼ同時期と考えてよさそう?)

ドビュッシーの描く、悲しげな女性像…?



私が見付けて、イメージしていますのは、ドビュッシーの友人
の描いた版画『レノア』

彼女は、純粋ゆえに、鐘の音とともに天に昇る、(エドガー・アラン・ポーの詩より)
ドビュッシー達の理想の女性像!?







P.S.(今日のme too運動とは、相性が悪そうな女性観…?)

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