.語り.

てきとーに。
書きたいときに。
まぁ、そんなこんなで。

hgjdljhg

2023-12-01 11:27:36 | 曲用
悲しい悲しい悲しい
ただ悲しいだけだ
私では足りなかった

思い上がりを尤もらしく装飾して
まるで詩のように紡いだ
垂れ流したのはどろりとした醜いヘドロ
私はそれを食さなければならない
吐き気がする

虚しい虚しい虚しい
ただ虚しいだけだ
私にはできなかった

振り返れば汚物が足跡を隠して
まるで底のない沼のよう
ああ あれが私の産んだものか
ああ あれが私の創ったものか
私はあれを飲み込まなければならない
寒気がする

なんとも滑稽な話だ
嘲ってしまうね
楽な方へと逃げたつもりで
自らの手で自らを苦しめる
後悔する未来を理解した上で
それを選択したのだから

ああ悲しい。
ああ虚しい。

私という存在が朧げになるよう
もっと薄くしなければ
消えてしまったとて
誰にも気付かれないように

gfg

2021-02-10 08:42:21 | 語り
壁があって
私を守るためのものだった
外から何も入れないための
私を外にこぼさないための
大きな分厚い壁

私は少しずつ学んで
色々なことを学んで
外にあるはずの怖いものが
自分で創り上げた幻想だと知った

ああ、もう壁はいらないんだ
そう思った
もう壁はなくても大丈夫だと

それから気付いた
この壁の壊し方を知らない
長い年月をかけて創り上げた壁は
あまりにも大きくて
あまりにも強固で

必死になってひとつだけ扉を作った
そこから出入りできると思った
作ってみたけれどそれは
外からの入り口としてしか機能しなかった

出口がない
ここから出たいのに
壁を壊すこともできず
内側に溜まるゴミが
堆く連なる

いつしか私は見失った
私の大切な私自身を
いつしか私は見失った
私の大切な私自身を

見上げるとぽっかりと丸い空
壁の高いところで遮られた光がぐだつく
もうここまでは届かない
ゴミに塗れた私にまでは

もがいてももがいても
積み上げられたゴミが降ってきて
それでもそれをよじ登って
何とか壁を乗り越えようとした
何度も
何度も
何度も

崩れるゴミの雪崩に飲まれて
声にならない声で叫んだ
何度も
何度も
何度も

繰り返すうちに
ここの空気はどんどん淀んで
息をするのも苦しくなった
溜まる一方のゴミは
やがて光を隠してしまった
まるで光から私を守るみたいに

私は私を守る為に壁を作った
丁寧に誰にもわからないように
抜け出せなくなった今も
壁の外側には笑顔が全面に掲げられて
内側の私は出口を求めて彷徨い続ける
濁った空気の中で

fdaf

2021-02-08 14:17:44 | 語り
何かを吐き出したいのに
吐き出すべき言葉が見つからない
言葉にしなければ吐き出せないんだ
ほかの方法を私は知らない

言葉にならない言葉が散らばって
踏んで歩くたびに破れる皮膚
トゲだらけの感情が
そのまま突き刺さる痛み
痛み
痛み

零れる場所を失った涙
溜まっていく
溜まっていく
もう溺れているのに
光が遠くなるのを眺めることしかできない
踠きながら沈んで
沈んで
沈んで

どうして息ができるんだろう
涙の海の底で上を見上げる
届かない光
水深を増していく海は
少しずつ濁っていく

もうどうやって浮上できるかもわからない
ここでただ眠りたい
眠ってしまえば
夢の中で笑えるから
夢の中でなら
光を見つけられるから

かげろう

2020-11-09 23:41:48 | 曲用
手に入れたはずの幻想を
僕らはまだ追っていた
信じなければ失うと
だから必死で

捕まえられると影を追う
全ては陽炎の罠
確実なものなど一つもなかった
それなのに僕らは

引き寄せられるように
飛び込んでいく羽音
光を纏えばもう
現実も真実も遠い遠い蜃気楼

愛する事を知った日に
尽きる生命だと
君は理解っていたのかい
花びらが骸を隠して
柵(しがらみ)の桜骸


強がりの科白
見下した足元に撥ねた水は
形を変えてもまだ川のままだと
素知らぬ顔で

立ち上る陽炎
曖昧な世界を許してしまう
過ぎゆくものを尻目に笑いながら
気付けないまま

戦うふりをして
本当は逃げていたんだ
逸らした目線の先
力尽きて消えゆく弱い弱い命の揺らぎ

川面に落ちる蜉蝣に
朽ちた夢を見た
君は幸せだったかい
そう願う
僕らのために
そうであってくれと


愛する事を知った日に
尽きる生命だと
君は理解っていたのかい
花びらが骸を隠し
柵(しがらみ)の桜骸

fdsafdght

2020-08-14 04:55:53 | 語り
手放したいと言いながら
捨てられないと悩むなら
あなたが執着しているからだ
そうではないと言いながら
そんなはずはないと信じているつもりで
本当は知っている
本当は知っている

全てを捨てられたら
きっと幸せだろうなんて
本気でそう思っているのか
在りもしない空想に
縋り夢見ているだけだ
「もしそうだったら」なんて
考えるだけ無駄なだけ

現実を見ろ
現実を見ろ
あなたを取り囲む今を
あなたが望んだ今を

嘆くのは簡単だ
苦しむのも
傷つくのも
とても簡単なんだよ

必要なのは過去じゃない
必要なのは未来でもない
「今」なんだよ
今、何を考え動くのか
それだけで全てが変わる

他人のせいにするな
何かのせいにするな
在るものを在るがままに
受け入れて抱きしめる
それだけでいい

逃げ道なんてものはない
全ての道はただの道
大仰に意味を作ろうとしているのは
あなた自身だ