閉鎖的で小さな社会のルールを勉強させられた非常識な私

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去年の4月から、自治会の会計をやっている。
この地域はお年寄りが多く、リーダーをやる人が少ないため、今のリーダーさんは3年連続でやられているのだけど、そのリーダーさんご夫婦と事あるごとに揉めてしまっている。

始まりは、1年前。
会計をやってくれないかと頼まれて引き受けた。
帳簿と地域の皆さんから集められたお金を預ける通帳はもらったものの、数年前の会計さんが印鑑を失くしたため、もう通帳は使っていないと言う。
現金で預かってもらってていいから…というリーダーさん。

「万が一、うちが火事にでもなったら弁償できないので現金では預かれません」と言うと

「いやいや、そんなことはあり得んでしょう。まぁ、適当にやってくれればいいですから」

世帯数が少ないが、1年で出し入れするお金は30万円以上。
それに、私が何らかの不正をして使い込んでしまう可能性だってある。
人様から預かったお金なので定期的に帳簿と通帳の残高は合わせておきたい気持ちがあった。

そして銀行へ行って事情を話し、私の印鑑で登録し直して、キャッシュカードを作った。

それからリーダーさんに通帳を使えるようにしたと報告すると、「そこまでしなくても」とすごくイヤな顔をされた。
意味が分からなかった。

その後、そのリーダーさん夫婦が何につけても「どんぶり勘定」だということが判明。
若干の不正も見て見ぬふりをした。

1年が経ち、次年度の会計も頼まれたので引き受けたのはいいが、年度末に会計報告書を作成し、役員さんたちに配布する手当を封筒に入れて準備。
領収証を作成して、その封筒に入れてからリーダーさんから渡してもらった。

そして昨日、リーダーさんに報告することがあったのでご自宅に伺ったところ、私の報告に対し夫婦揃って片っ端から「非常識」と言わんばかりの言葉が返ってきた。

内容を書くと長くなりそうなので割愛するが、他の地域が普通にやっていることなのに、「そんな役所に出すわけじゃないからきっちりしなくても」「他の地域はそうしていても、ここではこれが当たり前だから」と言われ…そのついでに領収証のことに話が及んだ。

リーダーさんが言うには、今までは手当を払ったときに領収証なんてもらってなかったのに、そんなことをされたら困るんだそう。

「でも、お金を払って領収証をもらうというのは当然ですよね?そうしないと、本当にその人にお金を払っていなくても、私が適当に帳簿に書けば何とでもなるじゃないですか」

「いや、それはわかるけど、今までやってないんだから、そんなことをするなら総会で皆さんに言ってもらわないと」

とは言われても、今年の総会はコロナの影響で中止になってしまったので、言う機会なんてない。

私も会社の経理みたいにきっちりしたつもりはないが、人様のお金を預かる身として、最低限のことはやっておきたい気持ちがあった。

それを母に言うと、

「他にリーダーをやってくれる人がおらんから目をつぶりなさい。世の中そんなもんよ。気にしても仕方ない」

私としては、新築の家を建てて引越してこられた若い人たちがいるので、少しずつその方たちにも協力して頂きたいのだけど、「どうせ嫌がるだろうから」と古い住民だけでリーダーを回してきた結果が今である。

このことで昨日は腹が立ってどうしようもなかった。
次年度もその夫婦がリーダーで、私が会計。
なんで引き受けてしまったんだろう…と後悔先に立たず。

当たり前のことをやっているだけで非常識な人扱いされるというのは納得がいかないが、この年になって、こんな閉鎖的で小さな社会のルールを勉強させられるとは思わなかった。

いつもありがとうございます。
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MotherLeaf*

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